山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

誕生祝!

2017-04-11 00:06:21 | 独り言
4月5日で僕は65歳になりました。
この年になると、年を重ねていくことがちっとも嬉しい訳でもないのですが
家族6人が集まって誕生日を祝ってもらうのはまた別の喜びがあるのです。

天気が良ければ動物園で孫たちと1日を過ごす予定でいたのですが
生憎の雨なので子供服のお店とおもちゃ屋さんをハシゴしてどっさりの買い物となりました。

サイフは軽くなったものの孫たちの喜ぶ顔を見るのは
これはこれでおじいちゃん冥利に尽きるのでございます。
このあとは、いつものお寿司屋さんで和やかに酔いしれた次第でございます。

 


65才というのは中々難しいお年頃とでもいいましょうか?
気持ちはまだまだイケそうなのに休みの日ともなれば
老いた犬のようにソファに横たわる時間が増えました。

それでも読書は別物で、3月に文庫化された串田孫一の
エッセイ集『若き日の山』をゆっくりと味わいながら読了しました。

語彙豊かに紡ぎだされる文章は嫉妬するほどに気高くて美しく
山との関わり、雲や風や雪の匂いさえ感じ取れる繊細な表現に魅了されてしまいます。
息子からプレゼントされたアイリッシュウヰスキ-をちびりちびりと飲りながら
もう一度、もっとゆっくりと、もっと味わいながら、このエッセイを読んでみようと思います。





これからの僕は、若き日に歩いた山を、あの頃の倍の時間をかけて、ゆっくりとムリなく
味わいながら、懐かしみながら、蝶や花や雨さえも楽しみながら歩いて行こうと思います。
コメント (28)
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