山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

春まだ浅き、、、

2014-04-06 22:59:28 | フライフィッシング
4月5日は僕の誕生日、運よく好天の土曜日とくれば今日こそは春の女神にご挨拶という訳で、、、
なのにオ-ちやんの車が向かった先は春まだ浅き甲州の山懐の渓、水なんざちっとも温んでなどおりやせんでした。

東京の桜はすでに満開を過ぎて散り始めているというのに目的の山麓に向かう途中の桜は7分咲き、
更に進めば5分ほどか、峠を越えれば3分咲き、そして集落に辿りつくと何と梅の花が満開で桜はまだ固き蕾ではありませんか。








釣り人でごった返す集落を抜けて大菩薩への林道をひた走って谷底に降り立ちます。
釣欲の湧かない僕はビ-ルをやりながら見ていると、ここでオ-ちゃんが可愛い山女魚を2尾釣りあげました。








河岸を変えてまた谷底に降り立ちますと、ここには雪渓がびっしりと残っておりました。







ここでちょっとアクシデント。
皆さん、誤ってスノ-ブリッジを踏み抜くと脱出できずに命を落とすこともありますからね、気を付けましょうね。







ハッチはと言うと、蜜蜂ハッチはおろかユスリカもメイフライのハッチもじぇんじぇんありません。
当然ライズなんてあろうはずもなくドライフライでは全く歯が立たぬ季節でございます。
しかも、この谷底から登山道へと急斜面を20メ-トルほどよじ登る途中で太ももが攣ってしまうというオマケつき
15分ほど悶絶して身動きもできずにこのまま谷底へ真っ逆さまかという死の恐怖を味わった散々な一日でありました。








滝壺で粘っていたオ-ちゃんも







諦めて引き返します。







数年ぶりに使ったウェ-ダ-を脱ぐと、ナンとも言えぬ匂いが漂ってまいります。
二人のウェ-ダ-を車に放り込むと狭い車内は悶絶地獄に、、自分の匂いは許せるけれど人の匂いは許し難し!
これから向かうお蕎麦屋さんは酒を置いていませんからね、ペットボトルに鬼ころしを仕込んで蕎麦前の準備は万端です。







せっかく酒をこっそり仕込んだというのにお目当てのお蕎麦屋さんは本日休業、人生なんて所詮こんなものですね。
ということで、隣の温泉に浸かってから今日の釣果を有り難く頂くことに致しましょうねえ。
イワナと虹のお刺身とイワナの一夜干し、いやいやビ-ルがすすみます。








そうそう、オ-ちゃんと呑みながら話していて判明したことなんですがね
61になったと思っていた僕の年は何と62才なんですって、もうここまでくれば年齢なんてどうでもよくなってしまいます。

あと何年で70才なんて考えていたら山なんて行けなくなっちゃいますからね

皆さん、自分の年は忘れるのが一番ですね。
但し、世間様に恥を晒さないようにくれぐれも年相応の振る舞いは忘れないようにしたいものですね!

コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする