山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

川原乞食たちの夜会

2012-12-10 02:12:38 | 川飯.B級グルメ
真冬の深夜、この1年を遊び尽くした男たちは年に一度ここに集って盛大に夜会を楽しむのです。
焚火を囲み、酒を酌み交わし、釣りと山の話に興じ、石ころの上で眠って川原乞食の自由を満喫するのです。
明かりを灯し焚火を起こしたらさあ夜会に突入です。





先ずはこの出会いに感謝して乾杯です。
さあ、年々進化する釣り師たちの川飯を楽しみましょうかね。






熊さんが山から掘り出した自然薯が振る舞われます。
この自然薯がなければこの夜会は成立しないほどみな待ち焦がれているのです。
つきたてのお餅のような食感に集まった川原乞食たちは魅了されてしまうのです。






山釣りと海釣りをやる相模の釣師さんが釣りたてのイカ刺しとイカの一夜干し、赤霧島を差し入れてくれました。
コリコリのイカ刺し、燻製のような一夜干し、一味上の赤霧島を堪能し心地よく酔いしれるのです。



 





熊さんが特性のタレで仕込んだシロコロを焼き始めます。




この絶品のシロコロも夜会の定番になってしまいました。



みな待ちきれずにシロコロへと突き進む超人気メニュ-になってしまいました。




yukkyちゃん定番の鶏ステ-キも進化を遂げて旨い!



 



今回は信州佐久のじじさんも参加してくれました。
昨年11月にカヌ-で下った千曲の夜会でご一緒して以来の再開、僕と同い年の穏やかな人柄に引きつけられるのです。
今回はご当地のやわらかジンギスカンと地酒2本をご用意頂き舌鼓を打ちました、感謝感謝です。







み-さがちゃん(相模の釣り師さん)がちゃちゃっと焚きあげたご飯と残りの自然薯でとろろご飯、これも絶品!
み-さがちゃんの飯炊きもなかなかのもので良いお嫁さんになれそうです(実は男です)







イワシとコマイの干物、いやあ酒がすすみます。
でもこれで飯を食べたら旨いでしょうねえ。

 





いやあ、もうムリもう食べられまへん。
よくもまあこれだけの酒肴が次から次へと出てくるものだと感心してしまいます。
僕が振る舞うはずであった豪華料理は結局出番がなくお蔵入りとなりました、残念ですねえ。

〆はこれも定番になりつつあるヒロキチさんの野菜ス-プ
進化したピリ辛のス-プが満腹の胃袋に心地よいのです。
しかしまあ家では何もやらない男たちもなぜに川飯ではこんなに旨い料理ができるのでしょうか?





怒涛のように喰って呑んでしゃべって笑いあった男たちの夜会
お腹も心も満たされたら焚火を囲んで語らうもよし、シュラフにくるまって眠るもよし
今回は初参加のgoodspeedさんが朝まで焚火を守ってくれました、これにも感謝感謝です。










午前5時45分、爆睡したヒロキチさんが目覚めの野菜ス-プの準備です。





胃に優しいヒロキチさんの野菜ス-プと、じじさんに淹れて頂いたコ-ヒ-で清々しい朝が明けました。

 

そしてgood speedさんのお蕎麦、なんとなく駅蕎麦を彷彿とさせる懐かしい味でござんした。

 



サラリ-マン時代に毎晩つき合わされた飲み会の虚しさ、時間の無駄をいやというほど味わったものでした。
それに比べて川原乞食の夜会で味わう安らぎと解放感、この違いはいったいどこにあるのでしょうか?
気の合った仲間と損得なしに素のままで付き合える心地よさ、これこそが一番大切にすべき宝物なのかもしれませんね。





最後に記念写真、今年は新たに佐久のじじさんとgood speedさんが参加してくれました。
ここに放浪の源流師Nさん、ハ-レ-乗りのボブさん、幼馴染のオ-ちゃんがいないのが何よりも残念なこと
来年こそはぜひ一緒に呑めることを期待していますね。





ゴミひとつ残すことなく綺麗に後片付けをして撤収です。
また来年、山や渓でそれぞれに心ゆくまで遊び尽くしてまたここ大河原で焚火を囲めることを楽しみにしたいと思います。



ここに集った河原乞食たちに感謝感謝です。

また来年、是非ここで会いましょうね!

コメント (30)
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