山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

UFOに出遭った夜!

2010-12-12 23:41:50 | 川飯.B級グルメ
人みな寝静まる深夜、白光を発するUFOは確かに僕の目の前に飛来したのです。

そしてその夜、僕の超能力は確かに開眼したのです。
酒を呑んだからといって誰でもがUFOに出会えるものではありません。
遭うべくして遭えた、これはまさに僕の人徳というべきことなのかもしれませんね。







この中空に描かれた宇宙文字はUFOから僕に発したテレパシ-です。
『素晴らしき川原乞食の皆さんに出逢えて光栄に思います。
 遥か3億光年先の私の星に帰ったらぜひ皆さんのように焚火を囲んで眠りたいと思います』

そう僕にテレパシ-で語りかけて飛び去って行きました。
僕も彼らにテレパシ-で語りかけていました。
『今度はぜひ一緒に焚火を囲んでイッパイやりましょう!』


去りゆく彼らに僕はいつまでもいつまでも手を振り続けていました。











その夜、僕と熊さんは初対面の釣友を夜の川原に迎えました。
疲れた男たちを癒すのに焚火とお酒は欠かすことができません。
決して人生に疲れているという訳ではなく、ただただ遊び疲れているだけなのかもしれません。








しっとりと、とろけるような馬刺しのフィレは絶品なのです。
熊さんが釣り上げたイカで作ったワタ焼きも絶品でした。








熊さんが用意してくれた大量の薪で夜通し焚火を続けます。








相模の釣師さんが釣り上げたイカ刺しも絶品ならば
熊さん掘りたての自然薯も絶品でしてボキャブラリ-の乏しい僕にはもう絶品という言葉しか浮かばず
つまりは旨いものを喰らうと人間というものは言葉を失ってしまうということが良~く理解できた瞬間なのでした。








焚火を囲む男たちの心はなぜこんなに穏やかになれるのでしょうか?









キノコのホイル焼き








実はメインの筈だったキムチ鍋
でもね、この頃すでに泥酔していた僕は、ちょうど良い味加減のス-プに追い打ちをかけるように
濃厚なキムチ鍋の素を更にもう1本ドボドボと注ぎ込んでいたという訳でして、、、、、
それでも鍋が空っぽになっていたということは多分、彼らも泥酔して味の感覚を失っていたんでしょうな。








熊さんが完全にイッチャッテます。












シュラフにもぐりこんだのは午前1時を回っていたでしょうか?
焚火の傍で眠るのは本当に安らげるのです。
これこそが冬野宿の醍醐味なのかもしれませんね。









午前8時、のこのこと起きだした男たちは、とりとめもなく語り合いながらコ-ヒ-をすすります。

左から海も渓も山菜も自然薯もやる僕の相棒熊さん
神の川の某沢で42センチのイワナを釣り上げて今年のフィナ-レを飾った相模の釣師さん
山も渓も鮎もやるヒロキチさん
世附川に通いつめ、神の川にもデビュ-を果たしたLure-kさん
3人とも30才台の好青年です。
ここにボブさんの姿がないのがとても残念です、次回は是非お会いしましょうね。

こうして出会えて友達が増えていくことで人生はより豊かになっていくのですね。
それが同好の士ならば年の差や仕事の違いなんてことはまったく気にせずにお付き合いできるから不思議です。








朝飯は、キムチ鍋のス-プにご飯とチ-ズを放り込んだリゾットもどきとごった煮ラ-メン。
猫飯であろうと犬飯であろうと川飯ならば何でも美味しく感じるのです。








再開を約束して解散です。
皆さん、これでバッチリ面が割れましたからね、悪いことはできませんよ!







新たな友との出会いに心から感謝したい一日でした。


今年もあと僅かです。
仕事も遊びもめいっぱい楽しみましょうね!











コメント (26)
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