山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

酸いも甘いも

2008-11-08 23:25:24 | 独り言
蜜柑が、、、、ただ甘いだけの果物に成り下がってしまったとお嘆きの貴兄へ。
僕もまたそのとおりだと嘆いている男のひとりです。

蜜柑だけではありません。林檎だって同じです。
ただ甘いだけの林檎なんて林檎とは言えません。

あの刺激豊かな酸味の存在感こそが蜜柑や林檎の命ではありませんか?

なのになぜ糖度糖度と甘さだけを追い求めるのでしょうか?
これは消費者のニ-ズと言うよりも生産者の糖度競争のなれの果てなのかも知れません。

昔から皮が厚くて実が硬くジュ-シ-で酸味豊かな小田原ミカンまでもが
糖度第一主義に迎合せざるを得なかった時代背景が恨めしい。

今では酸っぱい蜜柑など作っても売れないと言う。
生産者がそんな消費者を作ってしまったのではないのだろうか?

そのうち皮無しミカンや皮無しリンゴの開発競争が始まるのかもしれない。
消費者をどこまで甘やかし体たらくにしようと言うのか?

アホくさ!



酸いも甘いも噛み分ける!
こんな言葉もいずれ死語になってしまうのでしょうか?

ワクワクするような夢を抱いて、その夢を叶えるために壁にぶち当たりながら頑張る。
挫けそうになっても諦めないでひたすらチャレンジを続ける。

世に出ても辛いことには嫌と言うほど出くわす。
それでも乗り越えて得る喜びは何よりも得難く心地よい。

どうせ頑張ったって、、、、、、、。
若者たちを、そんな風に思わせる世の中にしてはならない。

政治家も官僚も襟を正せ!
そして貴方方本来の使命を全うし政治家や官僚の仕事は
こんなに素晴らしいんだと若者たちに見せてやってくれ。

事業家たちも襟を正せ!
企業は金儲けのために悪事をはたらく集団ではないのだと言うことを、
ここで働くことを誇りに思う社員たちが集い世のためにひたすら
働いているのだと言うことを若者たちに教えてやってくれ。

父親たちよ!
仕事というものは本来おもしろいものなんだと言うことを、
辛いこともあるけれど、俺はいつも感謝される喜びや成し遂げる喜びを
仲間と分かち合える素晴らしい仕事をしているんだと胸を張って息子たちに語ってやってくれ。

どうせ頑張ったって、、、、。
若者たちのそんな悲しい言葉は聞きたくはない。

人生ってワクワクしておもしれぇ!
どうせ聞くなら希望に満ちたそんな言葉の方が良いに決まってる。


そうさせるのは僕たちの使命なのではないだろうか!





コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする