ゴア・ヴァービンスキー監督、ジョニー・デップ主演、『ローン・レンジャー』、8/4、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2013年34本目。
8月の、ハリウッド大作大攻勢第一弾、『ローン・レンジャー』を観てきました。
予想よりはるかに面白かったです。
予告編を観て、そこそこ面白そうだなとは思ったんですよ。
でも、何といってもゴア・ヴァービンスキーXジョニー・デップという『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作のコンビじゃないですか(プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーも含めればトリオ)。
予告編では面白そうでも、その実、脚本はスカスカで、キャラクターは薄っぺらく、アクションも一見ド派手だがストーリーに絡まない、そんな悪しき意味でのハリウッド大作じゃないだろうか、なんて思ってたんですが、失礼しました、きっちり中身の詰まった一級の娯楽映画でした。これまで観たジョニー・デップ出演作の中で一番面白かったです。
アクションはド派手だが、ストーリーに絡まないハリウッド大作といえば、最近観た作品だと『ワイルド・スピード EURO MISSION』があります。
確かにあの作品のアクションシーンはすごいんですけど、ぶっちゃけストーリーなんてあってなきが如しだったじゃないですか。ストーリーがアクションシーンのための繋ぎでしかない。
その点『ローン・レンジャー』はストーリーとアクションが有機的に絡み合ってるんですよ。
どちらか一方が突出しているわけではない、どちらも優れている娯楽作は久しぶりに観たような気がします。
脚本がよく出来ていると感心しました。
お話の進み方がとても丁寧なんですよね。物語が破綻していない、序盤に張った伏線が後になってきちんと回収される、登場人物の行動規範が理解できる、そういったハリウッド大作って案外少ないと思います。
一つだけ難を挙げるとすれば、お話の進み方が丁寧な分、やたら長尺なんですよね。
何しろ主人公のジョンがローン・レンジャーとなるまでに一時間近く費やされてます。全体だとおよそ160分。この手の単純な娯楽作としてはいささか長すぎると言えるかもしれません。
ただ、自分としてはその長さも含めてよいと思いますけどね。
例えば年老いたトントが少年に昔語りをする1933年のパートは、はっきりいって無くても作品としては成立すると思います。
あれを丸ごとカットすれば20分は短くなるんじゃないかな。
けれど思うに、あのパートは本作が単なる勧善懲悪の物語ではなく、正義は誰かの手に引き継がれるものなのだ、正義はいつの時代にも存在するのだ、という作り手のメッセージを伝えようとしているのではないでしょうか。
だとしたらやっぱり必要ですよね。
映画としてはべた褒めなんですけど、この日、ちょっと勘弁してくれよ、と言いたいことがありました。
本作は事情があってユナイテッドシネマキャナルシティ13に観に行ったんですが、160分の尺の作品であるにもかかわらず、駐車チケットが180分しかもらえず、チケットを購入するのにも時間がかかったので、出庫するときいくらか払わなければならなかったんです。
160分の映画で駐車チケットが180分、というのは厳しすぎると思います。
上映時間+1時間は欲しいところなのですが、、、やっぱり一律のサービスしか提供できないのかなぁ。
まぁ仕方ないことなのかもしれないですけどね。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
8月の、ハリウッド大作大攻勢第一弾、『ローン・レンジャー』を観てきました。
予想よりはるかに面白かったです。
予告編を観て、そこそこ面白そうだなとは思ったんですよ。
でも、何といってもゴア・ヴァービンスキーXジョニー・デップという『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作のコンビじゃないですか(プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーも含めればトリオ)。
予告編では面白そうでも、その実、脚本はスカスカで、キャラクターは薄っぺらく、アクションも一見ド派手だがストーリーに絡まない、そんな悪しき意味でのハリウッド大作じゃないだろうか、なんて思ってたんですが、失礼しました、きっちり中身の詰まった一級の娯楽映画でした。これまで観たジョニー・デップ出演作の中で一番面白かったです。
アクションはド派手だが、ストーリーに絡まないハリウッド大作といえば、最近観た作品だと『ワイルド・スピード EURO MISSION』があります。
確かにあの作品のアクションシーンはすごいんですけど、ぶっちゃけストーリーなんてあってなきが如しだったじゃないですか。ストーリーがアクションシーンのための繋ぎでしかない。
その点『ローン・レンジャー』はストーリーとアクションが有機的に絡み合ってるんですよ。
どちらか一方が突出しているわけではない、どちらも優れている娯楽作は久しぶりに観たような気がします。
脚本がよく出来ていると感心しました。
お話の進み方がとても丁寧なんですよね。物語が破綻していない、序盤に張った伏線が後になってきちんと回収される、登場人物の行動規範が理解できる、そういったハリウッド大作って案外少ないと思います。
一つだけ難を挙げるとすれば、お話の進み方が丁寧な分、やたら長尺なんですよね。
何しろ主人公のジョンがローン・レンジャーとなるまでに一時間近く費やされてます。全体だとおよそ160分。この手の単純な娯楽作としてはいささか長すぎると言えるかもしれません。
ただ、自分としてはその長さも含めてよいと思いますけどね。
例えば年老いたトントが少年に昔語りをする1933年のパートは、はっきりいって無くても作品としては成立すると思います。
あれを丸ごとカットすれば20分は短くなるんじゃないかな。
けれど思うに、あのパートは本作が単なる勧善懲悪の物語ではなく、正義は誰かの手に引き継がれるものなのだ、正義はいつの時代にも存在するのだ、という作り手のメッセージを伝えようとしているのではないでしょうか。
だとしたらやっぱり必要ですよね。
映画としてはべた褒めなんですけど、この日、ちょっと勘弁してくれよ、と言いたいことがありました。
本作は事情があってユナイテッドシネマキャナルシティ13に観に行ったんですが、160分の尺の作品であるにもかかわらず、駐車チケットが180分しかもらえず、チケットを購入するのにも時間がかかったので、出庫するときいくらか払わなければならなかったんです。
160分の映画で駐車チケットが180分、というのは厳しすぎると思います。
上映時間+1時間は欲しいところなのですが、、、やっぱり一律のサービスしか提供できないのかなぁ。
まぁ仕方ないことなのかもしれないですけどね。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
特に終盤のアクションのクォリティは特筆すべきものがあったと思います。
でも、興行的にはどうもイマイチみたいで、、、どうしてでしょうね、面白いのになぁ。。。