この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

その藁にはすがらない。

2022-03-22 21:22:49 | 日常
 三連休は結局、初日に打ったワクチンのせいで初日、二日目と動く気になれず、体の自由を取り戻したのは三日目の夕方四時過ぎになってからでした。
 本当は二日目に出かけたかったんですよ。
 二日目が一番天気がよかったので。

 どこに出かけたかったのか、というか、何をしたかったのかというと、土筆を取りたかったのです。
 ですから、出かけたい場所で言えば土筆が生えているところということになりますね。

 我が家では春には必ず土筆を食べることにしています。
 習慣というか、ほとんど決まりと言っていいぐらいです。
 そして理由もなく決まりがあるわけではありません。

 春の訪れはほとんどの人にとって喜ばしいものですが、ある人たちにとっては憂えるもののようですね。
 どういう人たちかというと花粉症を患っている人たちです。
 花粉症を患っている人たちって始終鼻をぐずらせていますよね。
 私はこんなに花粉症で苦しんでいますと自己アピールしているかのようです。

 でも思うんですよ、花粉症って本当に苦しいの?って。
 花粉症に苦しんでいるという人に、これが効くらしいですよ、と言っても、まず間違いなく聞き流されますから。
 自分が花粉症に苦しんでいて、効果のあるものを教えてもらったら、いいことを教えてもらいました!って感謝すると思うけどなぁ。
 藁にもすがる思いがないのであれば、本当に苦しいとは言えないのでは、って思ってしまうのです。
 その藁というのが他でもない、土筆なのです。

 我が家では毎年春先になると食卓に土筆の料理が出てきます。
 おかげで自分もお袋も花粉症を患ったことはありません。
 それだけじゃないですよ。
 兄貴が大学生になって一人暮らしを始めて、土筆を食べなくなると、速攻で花粉症になりましたからね。
 遺伝的に花粉症になり易い、なりにくいということではないのです。

 さらに、花粉症を患っているという人に土筆を食べることがあるかと聞いて、食べると答えた人はこれまでいません。
 まぁ花粉症に関係なく、土筆を食べる習慣がある人自体、ごく少数派ですけどね。笑。

 ともかく、我が家では花粉症には土筆が効くというのがほとんど民間信仰になっているので、春には土筆を食べるのです。
 ただ土筆って八百屋で売っているものでもないし、庭に種をまいたら育つものでもないですからね。
 探さないといけないのです。
 それも去年生えていたところに必ず生えているというわけでもない。
 見つかるかな、と思いながら探していたら、、、ありました。

   

 家の近くの川沿いの土手に生えていました。
 群生していたわけではなく、ほとんど「ウォーリーを探せ」状態ですけど、まずは見つけることが出来て一安心です。
 翌朝の朝食のメニューは土筆の卵とじでした。

   

 これで今年も我が家は花粉症知らずでいられるはずです。

 あ、民間信仰と書きましたが、科学的な根拠もあるみたいですよ(こちら)。
 まぁ自分は専門家ではないのでコハク酸だのフラボノイド類だの言われてもさっぱりわかりませんが…。

 ここまで書いてもその藁にすがるつもりはないという人もいるのでしょうね。
 もちろん、全然構わないですよ。
 花粉の海に溺れるのもその人の自由ですから。
コメント (3)
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