パナソニックは3月7日、創業100周年を迎えた。
パナソニックは、松下幸之助が1918年に起こした松下電気
器具製作所が前身だ。配線器具、ランプに始まり、戦後は洗濯
機やテレビに手を広げた。幸之助氏は、家電の大量生産で普及
を促し、従業員は約25万人(2017年3月末)と日本を
代表するメーカーに成長した。
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工場群ごとに独立採算で経営責任を持たせる事業部制など、現
在の企業経営に通じる手法を先駆けて取り入れ、幸之助氏は
「経営の神様」とも称された。
潮目が変わったのは2000年代の薄型テレビ競争だ。パナソ
ニックはプラズマテレビ関連の工場に5000億円超を投資し
たが、競合する液晶テレビに破れ大幅な赤字に陥った。韓国や
台湾勢の台頭で価格競争も激化し、2012、2013年3月
期に2年連続で7000億円超の赤字を計上した。
2012年に就任した津賀社長は記者会見で「テレビなどデ
ジタル製品の価格競争力で、当社は負け組だ」と語り、抜本
的な構造改革の推進を宣言した。
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同社は総合家電の旗は降ろさず、国内ではデジタル家電から冷
蔵庫など白物家電に注力した。さらに美容家電など幅広い商品
に活路を見いだし、蔦屋家電での取り組みも行われている。
家電以外でも新たにEV向け車載電池などの事業に注力する。
米EVのテラスと共同で米国で5000億円超の電池工場を建
設したほか、トヨタ自動車とも電池開発で提携した。
しかし自動車向け電池は、韓国勢や中国勢との競争が激化する
中これまで以上の競争力が試されることになる。
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