俳優で夫の高島忠夫さん(83)がうつ病になり、女優の寿美花代
さん(81)は15年もの間看病生活をしてきました。
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夫と向き合っても会話はなく、冗談も言わず、外出もせず、下を向いて
座り込んでいる。食事の時「これ食べて」「栄養がつくよ」と声をかけ
ても反応はなく夫の忠夫さんは消えてしまいました。
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つらいときはノートに気持ちを書き続けてきました。「つらい」とか
「どうしてこうなったの」愚痴めいた言葉ばかりでしたが、ただノート
に気持ちをはき出すことで冷静になれました。
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2007年うつ病から回復して、治療の中心は糖尿病やパーキンソン病
など、ほかの持病に移りましたが体調管理はまだまだ続く。
看病のせいあってようやく「高島忠夫」が戻ってきました。
昔の映画を見たり、阪神タイガースの試合結果に「勝った」「負けた」
と一喜一憂して楽しそうにしている。
とはいえ、寿美花代さんもこの年齢。自分が倒れたら全て終わりと最近
はヘルパーさんに頼ることも増えました。
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寿美花代さんは長い看病生活の中で色々なことを学びました。
「悲劇にすることは簡単。喜劇にすることは難しい。でも心の持ちよ
うで日々は楽しく明るくなります」
「冷たい言葉や汚い言葉を1回口にすれば、2回、3回と繰り返すよ
うになり、いつしか憎しみに変わる。そんな悲しいことはない。」
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