小さなエコ生活

先日ブッチャーかあさんに、和室の電気の付きが遅くなったといわれた
ので見てみると確かに遅くなっていました。スイッチひもを引っ張って
１０秒は待たないと蛍光灯がつきません。おまけに豆電球の球も切れて
いるようで、４回引いて一回りするスイッチが、今どこのスイッチ段階
なのかわからない状態でした。スイッチを入れて付くということは、照
明器具は悪くなく、点灯管を替えれば直りそうなのです。先週の休みに
買い物に行ったついでに、買おうと思いました。いや待てよ、たしか中
古住宅再生現場で２階の照明器具を取り外していないことを思い出しま
した。それを外して、その点灯管を使おうと思いました。２個の点灯管
で１００円ほどですが、エコが盛んにいわれている現在、ある物を上手
に使うのは、私達現代人の大切な使命だと思うんですね。中古住宅再生
事業を行うものにとって、特にこういった節約思考がない人は失格だと
思います。ということで、昨日は電気ドライバーとカッター持参で現場
に行きました。スイッチを入れて照明のつき具合を見ましたが、問題は
なかったので照明器具を取り外して事務所まで持って帰りました。
照明器具から点灯管と豆電球を取り出し、残りの鉄は鉄クズ屋にプラス
チックと蛍光灯は廃棄物業者に分別して処理をします。
仕事が終わってそれを家に持って帰り、家の照明器具の点灯管と豆電球
を外して、持って帰ったものと取り替えました。スイッチひもを引くこ
とに一抹の不安もありましたが、ひもをつくと瞬時に照明がつき、なん
ら新品と変わらないぐらいになりました。地球環境を守るには、まずは
小さいことの積み重ねを実行することが大切ですね。

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千載一遇のチャンス

昨日は暖かいというよりも、暑かったですね。山口県周南市でも気温が
２５度近く上がったようで夏日になりました。サクラが散り始めたら、
今度は初夏を思わせるこの暑さ。今年の夏も猛暑になりそうですね。
プロ野球も開幕して、昨日で一週間たちました。スタートでつまづいた
かのように見えた巨人でしたが、昨日勝って４連勝。通算４勝２敗１分
けは上出来です。巨人のキャッチャー安部が怪我で欠場になり、控え
捕手で生きのいい若者が出てきました。一昨日もホームランを打ちま
したが、昨日も値千金の逆転スリーランと決勝点になったソロホームラ
ンを打ちました。一昨日は、たまたまバットを振ったらボールに当たっ
たのかもしれませんが、昨日のスリーランは鶴岡が意外性のあるバッタ
ーということを証明したのかもしれませんね。実力以上のものをもって
生まれた強運は、これから巨人の窮地を救ってくれる頼もしい戦力にな
るかもしれません。
ホームランを打ってダッグアウトに帰ってきた鶴岡のうれしそうな笑顔
は、まるで新人のようでいいですね。今までは安部の控え捕手で、存在
すら知らなかったんですが、これから頼もしくさえ思います。２試合連
続３本塁打にうつつを抜かすことなく、謙虚に体調維持につとめて欲
しいですね。あきることなく野球バカを続けていれば、意外性のバッタ
ーも、やがては本物になり安部の変わりに正捕手につきそうな気がしま
す。千載一遇のこのチャンスをものにすることが出来るかどうかは、
鶴岡の心がけ次第ということになりそうです。

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怪人二十面相

中古住宅再生リフォーム業をやっていると、色々な職人さんと出会いが
あります。全ての部屋を新築同様にきれいにしようと思ったら、２０業
種以上の職人が必要になってきます。そして地域によっては、いつもお
世話になっている職人を使えないこともあります。水道工事などは市に
よって指定工事店が違うので、使い分けなければいけません。
先月、中古住宅再生工事の現場で、初めて使う水道業者のＯさんと打ち
合わせをしました。Ｏさんは、花粉症がひどいらしくマスクをかけたま
まの打ち合わせになりました。目は細くて切れ長でしたが、鼻と口はマ
スクに隠れてわかりません。真面目そうな口調と、細ながの目からその
人はおとなしくて、おだやかな人だなと思いました。実際の水道工事に
なると現場には、Ｏさんではなく下請けの職人さんが来て工事をしてい
ました。水道工事も順調に進み、ある日水道職人がその日の仕事を早め
に済ませて帰りました。私は大工さんと仕事の話をしたり、現場の片づ
けをしたりしていました。すると一人の男が、現場にやってきました。
口ひげをはやした職人のようで、一見遊び人ふうにも見えます。
男は私に近づいてきて、話しかけてきました。口ひげとにこやかな笑顔
から、誰かに似ているなと思ったら、あの『青葉城恋歌』を歌った、さと
う宗幸にそっくりなのです。でもなぜ私になれなれしく話しかけてくる
のだろとかと、思っていると記憶がよみがえりました。その口ひげと、
にこやかなさとう宗幸に似た男は、切れ長の目でマスクをかけていたＯ
さんだったのです。でもまさかマスクの下に口ひげがあるなんて・・
人騒がせな、怪人二十面相でした。

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サクラ吹雪

昨日はブッチャーかあさんと下松市の米泉湖に花見に行って来ました。
娘達ふたりは、新南陽の永源山に花見に行くということで、私が四人分
のお茶を作ることにしました。５００ミリが入ったお茶入りペットボト
ルが、一本１２０円。４人分で合計４８０円を節約をしましたが、それ
よりも、エコのために新しいペットボトル４本を消費しなかったことの
方がうれしいですね。平日というのに、下松市の米泉湖の駐車場は満車
に近い状態でした。花見シーズンもぼちぼち終盤に近づいたということ
で、今年最後の花見を楽しみに来ているお年寄りやご婦人が多かったで
すね。風が吹けばサクラの花が散りサクラ吹雪も楽しめました。若い頃
、日本酒を飲んでいたら花びらがワンカップに入り、それを日本酒と一
緒に飲み干したりしていました。今日は車ですからお酒抜きですが、花
びらが飛んできたら口でキャッチしてやろうと何度も口をポカンと開け
ましたが、残念ながらキャッチすることは出来ませんでした。
サクラの木がある方向へ歩いていると、４人の家族連れが写真を撮って
いました。その中に車椅子に乗ったおばあさんがいました。おばあさん
は９０才を過ぎる高齢でしたが、痩せていて顔色はあまりよくなかった
ようでした。車椅子を押している女性は、お孫さんに当たるぐらいの女
性でしたが、後ろから押してもらって、にこやかにうれしそうにしてい
ました。今年が最後の花見になるかもしれない自分のために、まわりの
家族の気づかいを感じとっているようにもみえました。サクラの花って
人によっては楽しくもあり、はかなくもあるものなんですね。

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トイレ掃除

そして車は私に近づいてくるようなのです。
私を追うように近づいてきた車は、周南市緑地公園のトイレの前で止ま
りました。そして車からおりてきた人は、白い長靴を履いた中年の女性
でした。この人は平日に毎週２～３回トイレ掃除にくるおばちゃんでし
た。先ほどカシャーン、カシャーンと音がしたのは公園内に車の進入を
防ぐための、鉄のポールを抜く音だったようでした。
毎日ではないにしても、早朝四時からトイレ掃除に来ているのです。ト
イレは男性用と女性用があり、男性用は小便器があるので一度に十人ほ
どが用を足せる数があります。男子用の掃除が終われば、次は女子用の
掃除をおこなっているようです。そしてこの公園内にはもう一つトイレ
があるので、ひとつが終われば、もう一つのトイレ掃除にいくのです。
これだけたくさんのトイレ掃除をしたら、くたくたになりそうです。
昼にトイレ掃除をする人は多いようですが、昼は常に人の出入りがあり
、思ったようにはかどらないはずです。汚いところを掃除をしているの
に、使う人から嫌がられ割にあわない仕事です。でも掃除をしてくれる
人がいるから、気持ちよくトイレを使うことが出来ることを私達は忘れ
たらいけませんね。早朝だれも使う人がいない時に掃除をすれば、だれ
に気兼ねすることなく効率よく掃除が出来ます。時間的にも昼間の半分
で、掃除が出来るのではないかと思いますね。
冬の早朝は寒さが厳しいですが、だれも知らずに、だれにも感謝される
ことなく黙々とトイレ掃除をするおばちゃんは、きっとだれよりも心の
きれいな働き者なのでしょう。

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２倍２倍のサクラ

先ほど早朝散歩から帰ってきて、今ブログを書いています。
いつもはブログを書いて早朝散歩に出かけるんですが、目覚めが遅れた
時は逆になります。今日は周南市緑地公園のサクラを観賞しながらの散
歩になりました。暗闇に咲き誇るサクラと、照明の光に照らされるサク
ラがありましたがどちらも完璧に満開で素晴らしかったですね。
サクラは咲き始めから例年ですと１週間で満開になりますが、今年は２
週間をかけてようやく満開になりました。２週間かけて満開になったサ
クラを見てある異変に気づきました。それはどのサクラも満開なんです
が、花が散っている木がないんですね。２週間もかかって満開になった
のだから満開後はすぐに散ってしまうだろうと考えてしまいがちです。
それが人間の浅知恵なのかもしれませんが、今日見た満開のサクラを見
る限りでは、満開から散るまでの期間もどうやら長引きそうな感じなん
ですね。満開まで２倍、散るまで２倍で、２倍２倍のサクラになってく
れたらうれしいですね。
周南市緑地公園を散歩をしていると後ろから車の音がしました。そして
しばらくすると、カシャーン、カシャーンという鉄と鉄がぶつかり合う
音がしたので、音の方向を振り向きましたが暗闇で何も見えません。
散歩を続けていると、後ろから薄明かりを感じました。その薄明かりは
徐々に近づいてくるようなのです。そしてその明かりはどんどん明るく
なり、私を一気に照らしました。振り向くと私を照らした明かりは、
自動車のライトのようなのです。目を開けていられない位、まぶしく照
らしています。そして車は私に近づいてくるようなのです。話が長くな
りそうなので、続きは明日ということで。明日も見てね。

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２連敗をした巨人軍

一昨日からセバ両リーグのプロ野球が開幕しました。
プロ野球が始まると、まさに新年度の始まりという感じがしますね。
ＷＢＣの監督を務めて、世界一になった巨人原監督。ペナントレースで
も、その勢いを持続できるかなと思いましたが、そうは甘くはないよう
です。開幕戦と昨日との２試合は連敗してしまいました。私はアンチ巨
人ですが、巨人が負け続けるとおもしろくないんですね。
昨日の試合を見ていましたが、巨人７回裏で２対１とわずかにリードで
す。何としても追加点を取りたいところでワンアウト、ランナー１、２
塁と絶好のチャンスになりました。試合の流れとしたら、巨人に傾いた
と思ったら、２塁ベース上の安部が、ピッチャーの牽制球にさされて
タッチアウト。安部はＷＢＣの疲れが残っていて集中力が欠けていたの
かもしれませんね。それよりベース上のそんな安部を見のがさなかった
、広島のバッテリーを褒めるべきなのかもしれません。
ピンチの後にチャンスありといいますが、８回表の広島の攻撃、ツーア
ウトランナー１、２塁でピッチャーはＭ・中村で、バッター栗原。
ツーストライクワンボールと追い込みましたが、この日はコントロール
が定まっていなかったようでした。でもセオリー通りに一球外目に玉を
外しました。これが逆に栗原に余裕を持たせてしまったようで、次の玉
をホームランされて万事休す。昨年は開幕連敗記録を作って、優勝をも
のにした原監督ですから、まだ余裕があるはずです。２連敗をしたこと
で、きっとＷＢＣの疲れも吹き飛んだことでしょう。

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鉄クズ屋のおやじさん

建築リフォーム業をしていると、現場から色々な廃材がでます。
鉄クズ類が出れば、Ｍ店に持っていって処分をします。ここにはよく働
くご主人がいて、敷地内には自分たち夫婦が住む家と、娘夫婦が住む家
を持っています。大きくて立派な家ですが、ご主人がよく働く証明みた
いなものなんですね。顔は真っ黒に日焼けして、メガネをかけています
がメガネの奥から、たまに眼光鋭い商売人の目を放つときがあります。
作業場では、スクラップ商品を電気ドリルで解体したり、鉄クズを区分
けしたりして、いつも汗まみれになりながら働いています。
私が鉄クズを持っていって、トラックから鉄クズを下ろしていると、
いつもにこやかな顔をして手伝ってくれます。特に重いものを下ろす時
は助かります。いつも簡単な会話を交わしますが、内容はだいたい決ま
っていて季節柄のこととか、商売情勢のことです。
「熱いねこんなに熱いと、ばててしまうね」、「商売儲からないね」
こんな感じですが、商売の話をするときはメガネの奥からキラリと眼光
が輝きます。昨日は久しぶりに、現場から出た鉄クズをＭ店に持ってい
きました。トラックから鉄クズを下ろしていると、娘婿さんが来て下ろ
すのを手伝ってくれました。
私「そういえば、おやじさんの顔を最近見ないね。元気にしてる」
娘婿「おやじは引退しました。もう８６才になるので世代交代です」
それを聞いて驚きました。どうみても６０才代に見え、歳より２０才は
若く見えます。考えてみればＭ店に来始めて２４年たちますが、そのこ
ろからまったく老けていないんですね。あのおやじさんが、もういない
のかと思うと、ふともっと話をしていればよかったなと思いました。

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甲子園のかち割り

周南市のサクラの花が満開に、なりつつあるようです。
普通は開花宣言をして、一週間で満開になるところですが、今年は２週
間してようやく満開になるようです。ここのところ日本列島は、季節に
関することは記録づくめのことが多いようです。特に地球温暖化がもた
らす記録に関することは、もう聞きたくはありませんね。でも今年のサ
クラの開花期間のことが、記録になればうれしいことですね。
春の甲子園高校野球も昨日決勝戦がおこなわれて、長崎県代表の清峰高
校が見事優勝をしました。長崎県民の方は、昨日は美酒に酔いしれたこ
とでしょう、おめでとうございます。山口県代表の南陽工高もベストエ
イトに入ったわけですから、よく頑張りました。次は夏を目指して、
頑張って欲しいですね。
昨日はさみしい禁酒デーでした。夕食の時、次女が新聞のクイズで解け
ない問題があったようでポツリと言いました。
「夏の甲子園の風物詩といえば何じゃろうか。４文字で答えよって。」
私「それは、かち割りよ。氷を割っただけの袋詰めにしたものなんよ」
甲子園高校野球のファンである、私にとってはうれしいクイズでした。
高校を卒業して兵庫県尼崎市の会社に就職しましたが、そこから甲子
園はわりと近かったので、夏の甲子園を見に行ったことがありました。
あの時食べたかち割りは、何の味付けもされていませんでしたが、夏の
暑さに、おでこや顔を冷やしてすすった氷の味は最高においしかったで
すね。昔の素朴なものって、みょうになつかしくて、いいものですね。

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コントロールと段取り

先日、外壁材の鉄板を大工さんが剥がす工事をしていました。
足場に登って２階部分を剥いでいましたが、壁には窓とか庇があり複雑
に入り組んでいます。窓まわりなどの壁は小さな壁に鉄板を合わせて切
って張っているので、剥ぎ取った壁材は小さくなります。壁面に窓など
ない場合は鉄板の１枚の大きさを切らずに張っていて、大きさで幅６０
センチで長さが２、４ｍになります。
大工さんが、大きな壁部分を剥がし始めました。５枚ほどの広い鉄板を
剥がし終わったので、私が下から受け取ってやろうと思って待っていた
ら、私とは反対方向に剥ぎ取った壁を運びました。どうやら運んだ先で
鉄板を落とすようなのです。薄っぺらの２、４ｍの鉄板壁は空気の抵抗
次第ではどちらに飛んでいくかわかりません。落とした鉄板は、まっす
ぐに落として、垂直に立っていなければ後の始末が大変になります。
ストーンと鉄板が地面に落ちた音がしました。私がそちらに行って見る
と、大工さんは２枚目の鉄板を落とす段取りをしています。
２階の足場から鉄板の上端を手に取り２、４ｍ下端部分は、ゆらゆら動
いています。タイミングを見計らって大工さんが手を離すと、鉄板はま
っすぐに落ちてストーンという音がした後、垂直に立っています。
よく見ると、窓の庇と足場の隙間わずか３０センチの間をねらって落と
しているのです。そして落ちた鉄板は、窓の庇と足場の間に挟まれて、
落ちた後もまっすぐに立っていられるのです。落とすコントロールは、
ピッチャー松坂もうならせる程のものです。何より感心したのは、広め
の鉄板を剥がしながらでもどこに落とすか、まわりの状況を見極めてい
た段取りの良さに頭が下がる思いがしました。

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