明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

美しく負ける

2015年02月14日 | 不動産世間話
就職活動が本格化する時期になり、意中の会社から袖にされ
落ち込む。「縁がなかったと」と慰めても立ち直れない学生が多いと
、ある教授が嘆いた。
努力が実らぬ時もあれば、偶然が幸運を呼んでくれるときもある。
就職は出発点に過ぎず、関心なのはその後の生き方にある。

温厚な紳士役が似合う児玉清さんが俳優になったのは、「母とパンツ
が原因」だった。大学院に進むつもりだったが、母が亡くなり、急に
職探しを始めた。
苦戦が続き、知人が勝手に応募した俳優の面接を受ける。
水着審査があるのを知らず、パンツ姿で望むと、かえって目立ち合格
することができた。「それが生涯の仕事になろうとは」。

俳優の道を選んだ児玉清さんだが、映画界からほされるなど苦労も多
かった。そんなとき、勝利を望めないのならせめて「美しく負けよう
」と考えると不思議と心が静まった。
穏やかな表情の内側に秘めた、厳しい覚悟の言葉だ。

「美しく負ける」の反対は、負け惜しみを言ったり、負けた相手を
攻撃したりすることだろうか。負け惜しみを言えば、自分としてはす
っきりするかもしれないが、聞く側は嫌なものだけが残る。ましては
自分の非力を認めず、相手を攻撃しようものなら、相手にとっては
これほど嫌なものはない。

「美しく負ける」は、就活生に限らず、仕事に悩む人たちにも噛みし
めてもらいたい大切な言葉なのかもしれない。



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