今ある物を生かす

４月も今日から後半になり、日中は初夏を思わせる陽気になりました。
わが家のツツジの花も、あれよあれよという間に咲き始めました。居間
の前に２本のツツジがあるんですが、去年は虫に食われて日の目を見る
ことが出来ませんでした。今年は春前に何度が殺虫剤で害虫駆除をおこ
なったのが正解のようでした。
中古住宅再生現場の外壁張替がほぼ終わり、塗装工事をする段階に入り
ました。がその前に鉄骨で出来たベランダの補強工事をしなくてはいけ
ません。現場で私なりに補強方法をああしよう、こうしようと何度も考
えて大工さんと話し合いました。しかし私の考えたことが、現場で通用
するとは限りません。鉄骨に木をからめて補強するわけですから、接続
が思うようにいかないんですね。大工さんも色々と考えたようですが、
正解がでません。昨日は何としてでも答えを出そうと、ベランダの前に
立ちつくし、有りもしない脳味噌をフル回転させました。現場に転がっ
ている木片を持ってきて、補強する部分に縦とか横にあてて色々と考え
ていると、ふと妙案が出てきました。鉄骨との接続が難しいなら、鉄骨
と接続をせずに木だけで補強をする方法があるんですね。さっそく大工
さんを呼んできて、私が考えた方法を話しました。今まで私の言ってき
たことはほとんど絵に描いた餅でしたが、昨日言った補強方法は、大工
さんをうならせるものでした。エコが大きく取り扱われる昨今です。
今ある物をいかにして有効活用をしていくかが、中古住宅再生業者の使
命であり、生き残っていく道のような気がします。


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