キリン健康関連強化

キリンホールディングスは、ファンケルに対して株式公開買い
付け（ＴＯＢ）を行い、完全子会社化すると発表した。買収総
額は約２２００億円となる。健康関連分野を強化し、主力のビ
ールと並ぶ事業に育てたい考えだ。
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ファンケルは、化粧品やサプリメントといった健康食品を主力
に成長し、ファンが多い。キリンとは２０１９年に資本・業務
提携を結び、約１３００億円の出資を受け入れた。
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提携後、両者はファンケルが持つサプリ機能を生かした飲料を
開発、販売してきたが、「商品展開までに時間がかかり、目立
った成果が出ていない」（アナリスト）といった見方も出てい
た。「法律などの成約があり、思い切った手が打てなかった」
と認めた。完全子会社化で意思決定の迅速化を図る。
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キリンが力を入れるヘルスサイエンス部門を担当する吉村取締
役は、東京都内で記者会見し、「健康という課題関係の必要性
が世界的に高まっている。両者の資本関係を前進させ、グルー
プで一体的運営に前進するステージにある」と述べた。
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キリンが成長領域として期待するのが、ビールで培ったバイオ
技術を生かしたヘルスサイエンスと呼ばれる事業だ。免疫機能
の維持をうたったプラズマ乳酸菌を使った商品の開発や他社へ
の展開に力を入れていく。





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