大手スーパーと食品メーカーは、価格維持に知恵を絞る。
原材料価格高騰の波が押し寄せ、プライベトブラウン(PB)
と呼ばれる割安な商品の価格維持に知恵を絞らせている。売手
の大手スーパーは円単位のコスト削減が熱を帯び、一方で商品
を生産するメーカーにしわ寄せが向かう面もある。
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イトーヨーカドーでPBの食パンを手に取った主婦は言った。
「安くてびっくりした。年金生活なので、毎日食べるものが安
いのはありがたい」。食パン6枚切り税込み95円で、大手メ
ーカーの半額程度で売られている。
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どうして安くできるのか。イトーヨーカドー食品部長は「自社
の努力で無駄を削れるのがPBの強み」と打ち明ける。
原材料から商品企画まで、自社で判断でき、メーカーのように
、広告や営業に必要な費用もかからない。「売りたい分を計画的
に製造委託して全量を買い取るので、メーカーには在庫が残ら
ず、効率的に作れる」。
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パッケージのデザインを簡素化し印刷代を抑えた。おでんは冷
蔵から常温に切替、配送費を10円程度減らした。パスタは、
イタリアの工場と直接取引することで中間コストを削った。
約20社のペットボトル飲料の生産を引き受けるメーカーは、
容器を統一して、大手より3割安い価格に抑えた。
PBの役割は、割安な大手メーカーの代替品として浸透したが
コロナ禍で宅配サービスが定着し、どこでも買えるメーカーの
商品では差別化がむずかしくなり、各社は独自に開発にしのぎ
を削っている。
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