２年前遠方から両親と息子さんがアパートを探しに来店されました。
息子さんは高校を卒業したばかり。両親から愛情をたくさん受けた
お坊っちゃん育ちで、世の中のことは全くわからない。
近くの小さな会社に就職が決まり、両親から離れてこれから一人立ち
をして、働きながら生活をしていていけるだろうか。
高卒の過半数が、３年以内に就職をした会社を辞める時代。
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会社近くのアパートが気に入り、入居申込みをしてもらいました。
入居日当日、引っ越し荷物を入れるために両親と息子さんが再びやっ
てきて生活用品などの設置でおおいそがし。
家電屋から新しく買った洗濯機の設置をしてもらったが、蛇口から水
漏れがするので直して欲しいと連絡が入った。
水道屋に連絡をするが、すぐには動けないと言うので私が工具箱をも
ってアパートまで走った。
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洗濯機のホースが接続された蛇口は、止めた状態では漏らないが開い
た状態にすると水圧が蛇口にかかり上部から漏り始める。
原因は三角パッキンの老朽化とわかったので、元栓を止めて水栓金具
をばらしてパッキンを取り替えて無事水漏れが止まった。
「直りました」「ありがとう」。それから２年の月日がたちました。
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昨日夕方５時半頃、ひとりの男性が更新手続きに来店されました。
男性は２年前に当社がアパートを仲介したお客さんだったのです。
当時は大丈夫だろうかと心配をしましたが、たくましく成長した姿を
見てうれしく思いました。後輩が一人出来たと言っていましたが、
小さくても世の中のために一生懸命に働くことは素晴らしい。
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