ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

オバマ大統領 米韓首脳会議で北朝鮮方針を協議

2009年11月19日 | 時事問題
朝日新聞 2009年11月19日13時45分
対北朝鮮、懸案の一括妥結めざす 米韓首脳が方針確認
 【ソウル=村山祐介、牧野愛博】訪韓中のオバマ米大統領と韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が19日午前、ソウルの大統領府で会談した。オバマ氏は共同記者会見で、北朝鮮との直接対話のためボズワース北朝鮮政策特別代表を12月8日に訪朝させることを明らかにした。両首脳は北朝鮮の核問題で、関係正常化や経済支援など関係国が抱える懸案の一括妥結を目指す方針でも一致した。
 オバマ氏は会見で「北朝鮮が核計画の放棄に向けて具体的で後戻りできない措置を取る用意があるなら、米国は経済支援を後押しする」と表明。

日本ではどうも北朝鮮問題が見えてこない。その理由は自民党右翼政治家が拉致問題を利用して民族的トラウマ隠しに必死だったからだ。煙幕を張って真実を見えなくしてきた。北朝鮮問題で「ニクソンショック」にならないことを願うが、自主外交不在の日本には情報が入ってこない。

洗剤の主流は液体へ 

2009年11月19日 | 時事問題
朝日新聞 2009年11月19日7時40分
衣類洗剤コンパクト競争、「液体」競う ライオン新製品
 花王とライオンが液体の衣類洗剤の少量化を競っている。ライオンは18日、来年1月20日に従来の半分の液量で洗濯できる「トップNANOX(ナノックス)」を発売すると発表。花王の「アタックNeo(ネオ)」に対抗する。衣類洗剤市場は粉末から液体に移りつつあり、シェア争いの主戦場も液体に移りつつある。 粉末も合わせた衣類洗剤の国内市場はここ数年、1600億円ほど。大まかなシェアは、花王が4割、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)が3割、ライオンは2割とされる。

洗剤と公害問題の歴史
1970年代、河川・海の富栄養化問題から、洗剤からビルダーのトリポリ燐酸をなくして、ゼオライトという再付着防止の粉と落ちた洗浄力を補うための酵素洗剤が主流となった。そして洗濯機の節水機運によってゼオライトの粉が洗濯衣類に付着する問題が発生した。また低温と10分程度の洗濯で酵素の効果が期待できるわけもなく酵素洗剤の効果はいまいち眉唾であった。バイオ信仰の為せる社会現象であった。今回液体洗剤になったというが、全自動洗濯機に液体洗剤は相性がいい。油脂化学の大きな進歩があったのだろうか。

高速無料化実験 次第にトーンダウン 民主党利益団体に押され

2009年11月19日 | 時事問題
朝日新聞 2009年11月19日5時48分
高速無料化、東名・名神は除外 来年度の試行区間
 国土交通省の政務三役は、来年度実施する高速道路無料化の試行区間から、東名高速と名神高速、本州四国連絡橋を外す方針を固めた。両高速は3大都市圏を結ぶ大動脈のため、無料化すると大渋滞や二酸化炭素(CO2)排出増といった悪影響が大きくなると判断。本四連絡橋はフェリー業界などに配慮した。
 民主党はマニフェスト(政権公約)に掲げた高速無料化について、試行区間で「社会実験」をしながら12年度までに段階的に実施する方針。 国交省が要求している来年度の社会実験予算6千億円は削減される見通しで、ほかの多くの区間も無料化の対象外となる可能性がある。

「無料化による大渋滞や二酸化炭素排出増といった悪影響」というのは、本質的でない、理由にならない目くらましの官僚による無料化反対論。高速料金をとっているのは先進国では日本だけ。
無料化の本当の懸念は道路建設のための累積債務数百兆円を、小泉元首相と猪瀬(現東京都副知事)らが推進した「道路公団民営化」路線に替わる道路債務返済計画をもっているかどうかである。

財務省の手の上で踊る「事業仕分け」になっていないか?

2009年11月19日 | 時事問題
朝日新聞 2009年11月19日8時33分
事業仕分け「財務省ペース」 民主・輿石氏が懸念漏らす
 「ややもすると財務省のペースに入っていないか」と民主党の輿石東参院議員会長は18日の議員総会で、行政刷新会議の「事業仕分け」の手法に懸念を表明した。  輿石氏は「(報道各社の世論調査で)7割の国民が評価している」と述べる一方で「『地方を元気にする』『コンクリートから人への投資』という二つの理念が予算に生かされているのか、という見方もあることに注意しないといけない」と指摘した。

興石氏の指摘はもっとも。まず事業仕分け対象を誰がお膳立てしたのか。財務省の息のかかった内閣府の官僚だとすれば、「事業仕分け」は財務省主計局の代理作業か、人民裁判にすぎない。国民の目線で検証対象を選ぶくらいに成熟していたのか どうも疑問だ。