なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

話の構成6(20240702)

2024年07月02日 12時29分04秒 | 日記

話の構成6(20240702)

例題「チケットレス・チェックイン(20231203)」

案1)
コミニュケーションって最近は電話やメール、SNSが多くなって、直接面と向かってって、少なくなりましたよね。
寂しい反面、手軽さや簡単さが良いって面もあると思います。
でもその手軽さが、かえって仇となることもある。

先日、コロナ明けで数年ぶりに飛行機に乗る奥さまと娘、チケットレス・チェックインを選択。
で、空港カウンターでチェックイン直前、電話してきて、
「このiPhoneのチケットレス・チェックイン、どうするの?」
って、もうカウンター受付の直前だろ?
今頃聞いてどーすんの、って話です。

あれこれ言ってもパニクるだけだし、既に少しパニクってるし、ああ仕方ない。
”画面に出して、職員にホラって見せるんだよ"
「それでいいの? 判った、ありがとう!」
多少違うけど、これで奥さまと娘は無事、搭乗できるだろう。
あとは受付のヒトがどうにかしてくれる、よかった、一安心。

30分ほどして奥さまから電話、無事搭乗できたって話しだろう、よしよし。
「ちょっと!どーしてくれんのよ、恥かいたったじゃないのよ!」
え、どーしたの?
「ハイってスマホ出したら、私たちにじゃなくて、こちらの画面にお願いしますって、笑われちゃったじゃない!もう!」
えーと、なに?
「何じゃないわよ!バーコード職員に向けたら、こっちですって」
えーと、水戸黄門しちゃったってこと?
「なにその水戸黄門って! スマホの画面下向きじゃない!上向きに出して、思いっきり笑われたわよ!」

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話の構成5(20240702)

2024年07月02日 12時27分11秒 | 日記

話の構成5(20240702)

例題「ポメラニアン(20231110)」

案1)
口喧嘩でお互いヒートアップすることって、ありますよね。
大したことない内容でも、言われたから言い返す、みないな。

先日、奥さまとの口喧嘩でヒートアップして、お互い一歩も譲らない状態。
内容は「ある」「ない」の本当に小さな意見の対立、でもこういう口喧嘩から夫婦離婚したりする。
そんなヒートアップの最中、奥さま怒涛の口撃をさえぎり、私から反撃。
口角唾飛ばし、とうとうと意見を述べてたら奥さま。
「いい、あなたは立場が上のヒトなの、あなたが言えば誰も反論できないの、それをまるでわかっていない!」
何言い出すんだ、藪から棒に
「いい、あなたが言えば立場が下のヒトは何も言い返せないの、あなたはそれをまるでわかっていない!」
何だ何だ何を言い出すんだ
「いい、あなたにとって、私は飼い犬も同然なの、あなたは飼い主、そして私は飼い犬なの!」
犬?
「だからあなたは飼い主なんだから、飼い犬が吠えるのを黙って聞いていればいいの、わかった?!」
ええと、おまえ、飼い犬なの、オレの?
「そうよ私は可愛いポメラニアンよ、そしてあなたは私の飼い主なの!わかった?!」
ポメラニアン?
「だから私は吠えたいだけ吠えていいし、噛みたいだけ噛んでいいの、あなたは飼い主なんだから、黙ってそれを受け入れなさい!」
ええと、お前、ポメラニアンだったの?
「そうよ私は可愛いポメラニアン!」
あの、ここ、集合住宅な、犬飼っちゃダメなの、わかる?
隣りネコ飼ってるからって、犬はダメなの、本当にヤバいのそれ
「うるさいわね!」
あの、それに飼い犬に噛まれる飼い主って
「だまりなさい!」

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話の構成4(20240702)

2024年07月02日 12時20分52秒 | 日記

話の構成4(20240702)

例題「折れた傘(20231110)」

案1)
身に覚えのないことで怒られるってこと、ありますよね。
で、聞いていたらだんだん腹が立って、逆にこっちが怒り返してしまうこともある。
無罪なのに何でオレ怒られるんって話です。

ついこの前、朝から雨で、傘を取ったら真ん中から折れていて、奥さんに「捨てといて」って渡した傘。
帰宅したら奥さんが激オコで、「あの傘のせいで大変だったんだから」って、もうプンプン。
どうしたの?
「あの傘ね、ベランダで開いたの、そうしたら閉じなくなって、昼間からもうベランダで大変だったんだから!どうしてくれんのよ!」
えーと、あの傘開いたの?
「そーよ!折れてたじゃない!信じられないわ、もう本当に!」
えーと、今朝、折れてるって渡したじゃん、捨てといてって?
「それはそーだけど」
じゃあ、なんで開いたん、あの折れた傘?
「えー、開いたら、どーなるかなーと思って」
で、閉じなくなった?ベランダで?ひとりで?
「そーよ!全然閉じないのよ!本当に大変だったんだから、ベランダで一人で、もうみっともなくて!」
あのな、そういう面白いことはな、絶対に一人でしたらいかん!
そんな面白いことはな、必ずオレのいる前でやれ!わかったか!

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話の構成3(20240702)

2024年07月02日 12時18分42秒 | 日記

話の構成3(20240702)

例題「メンデルスゾーンの法則(20231130)」

案2)
子供の受験勉強、でも、いろいろ聞かれてもわからない。
もう少しで思い出せそうだけれど、あとちょっとで思い出せない。
そんな時、相談できるヒトが近くにいてくれると助かりますよね。

先日、娘から理科の優勢遺伝の法則について聞かれて、誰の法則だったけって。
あーあれあれ、あのヒトの法則、あーもう少しで出るんだけれど、なんだっけ?
それでダンナに聞いてみた。
そしたら「それ、メンデルスゾーンの法則だよ」と即答、サンクス旦那!
で、娘のところに戻って、
「理科の優勢遺伝の法則な、それ、メンデルスゾーンの法則やったよ!」
とドヤ顔で教えたら、
「それ、メンデルスゾーンやない、メンデルな」
って娘、判ってたんかい!
しかもダンナに騙された!
ああ、くそう!

で、戻ってダンナに詰め寄ったら
「オイオイ、あそこ笑うところやで、それを真に受けるなんて」
とダンナ。
ああ、ちくしょう!

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「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告の文章(20240702)

2024年07月02日 08時09分51秒 | 日記

「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告の文章(20240702)

2024年4月22日、名古屋地裁は渡邊真衣被告(25)に懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡し、同年5月1日、同被告の弁護人が名古屋地裁判決を不服として控訴しており、現在、係争中の事案。
この「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告が知人に「獄中日記」を送り、それが「X」上に公開されている。

りりちゃんはごくちゅうです
https://twitter.com/inu2narenakatta

その文章は、驚くことに、共感しか産まないワードで構成されている。
彼女が生きてきた世界が「共感ありき」なのだろうけれど、その「共感」を自在に操り、結局は犯罪に手を染めた。
彼女の操る「共感」が「自分のために他人を喰う」方へ向いてしまったのだ。
歌舞伎町の特殊性を彼女は主張するけれど、それを判って染まっていった彼女自身の責任は免れない。
だからこその「懲役9年罰金800万円」なので、控訴中とはいえ、彼女はそこに服役している。

でもその服役中、読書して、感情表現して、世間からのリアクションを受け取って、彼女は少しずつ「歌舞伎町外」で成長しているように見える。
私はその彼女の成長が楽しみでならない。
これまでの彼女の生活環境がどんなだったかはもう変えようがない、なぜならそれが彼女の過去なのだから。
彼女が持っているのは今現在と、そしてこれからの未来。
なら、その今と将来が、より良いものへ進んで行けたら、とても素晴らしいことではないか。

彼女の文章で本当にハッとさせられたのが、「共感しか産まないワード」だけで文章を構成しても、一定の感情、連続した矛盾ない心情を表現できる点。
これは日本語の文章における革命ではないか、と思うほど。
そんな芸当がこの私に出来るだろうか、いや出来やしない。

たぶん彼女の文章は文芸史における研究材料となりうる。
なぜなら、かなりの規模の詐欺をなし得たのだし、それが「共感しか産まないワード」の自在な駆使によるのだから、逆にそこから学ぶことは本当に多くあるので。
いわば日本語研究の宝の山なのだ、彼女の文章は。

これまでに、宗教団体または思想団体が高学歴の若者を洗脳し犯罪活動に利用してきた事案がいくつか知られている。
その事案が検討されるたび「高学歴の若者がなぜ惑わされたのか」答えのない議論が続いた。
でもたぶん、その答えがここにある。

「共感しか産まないワード」を並べ直し、常識ではありえないような、一定の意味合い、方向付けを作り上げていったのだ。
たとえば「とんでもない高額物品を際限無く貢ぎ続ける」という自滅的行為へ駆り立てるような。
そのテクニック、そのメカニズムを解明することが、新しい犯罪を未然に防ぎ、より良い未来の構築に役立つかもしれない。

そう考えてみると、服役しながら綴られる彼女の「ごくちゅう日記」に、これからも注目せざるを得ない。
一体、彼女の心に、どんな展開が待ち受けているのか、それを見守りたい。

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話の構成2(20240702)

2024年07月02日 07時59分42秒 | 日記

話の構成2(20240702)

例題に「メンデルスゾーンの法則(20231130)」をあげる。

案1)
娘の高校受験で、いろいろ聞かれて、教えないといけない。
でも、受験勉強に全部答えられるわけではなく、あれ何だっけ、てなることも多い。
先日奥さんが娘の受験勉強をみていて、娘から質問されたらしい。
理科の優勢遺伝の法則について。
誰かヒトの名前がついている法則で、超有名なヤツ、でもそれが出てこない。
それで奥さんが私に聞いてきた。
「ほらあの有名な遺伝の法則って、なんて言ったっけ、あのヒトの名前がついたヤツ」
”ああ、それな、それ、メンデル、メンデル、メンデルスゾーンの法則ってヤツだよ”
「それそれ!わかった!ありがとう!」
そう言って奥さまが娘の部屋へ飛んでいってしまった。
"ちょ、ちょ、ちょっとそれ違うよ、メンデルスゾーンじゃなくメンデルだよ、冗談やん冗談、そこ笑うところで! 真に受けるところ違うで!"
そんな私の心の声は、奥さまには届かなかった。

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