Nonsection Radical

撮影と本の空間

取りつくし

2010年03月13日 | Weblog
某月某日
クロマグロの規制をしようという話があるが、ほとんど日本人のための規制に思われる。
これまで日本人は散々喰いあさってきた。
通販などでカニ何キロが1万円などと大盤振る舞いが人気だそうだが、ほとんどこれってロシア産でしょ。
日本の漁場のカニは取りつくしてしまいソ連(昔の話だ)領に入ると豊富にカニが棲息していると昔に話を聞いた。
それを現在はロシアから買い付けてか密輸してか密漁してかしてバカみたいに大量に売っているわけだ。
ズワイガニやハタハタなども取りつくしてしまった過去がある。
クジラも日本だけではないが日本も取りつくす寸前まで捕まえた。
そして今度はクロマグロだ。
どうしてこうもなくなるまで取りつくしてしまうのだ?
後先考えずに取れるだけ取る。
儲けるだけ儲ける。
日本各地に大漁の時代に建てたナントカ御殿なるものがあるが、今は栄光の見る影もない。
工業にしても経済にしてもイケイケドンドンのあとシオシオのパになってしまう。
次の事を考えないのか。
長い目で考えないのか。
ホドホドという事を知らないのか。

マグロの話に戻ると、魚には色々な種類があって、食べるのもそれぞれの味わいがあるのだが、嗜好が一辺倒になっている。
トロと言ったらトロばっかり人気。
魚屋に並ぶ魚も決まりきったものしか選ばないし、他の魚のアジさえわからない。
スゴく貧しい嗜好だと思う。
もう少し色々なものを食べて味覚にバラエティを持たせる方が人間のためにも環境にもいいのではないか。
俺たちはなくなるまで食べつくす民であると自覚しながら。
コメント (2)
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