某月某日
昨夜は新宿歌舞伎町ゴールデン街へ行ったのだ。
実は以前都内に数年間住んだ事があるのだが、歌舞伎町には1,2度、ゴールデン街には一度も行ったことがなかったのだ。
都会の歓楽街というのは地方出身者のsatoboにとっては、人間の欲望が渦巻いて見え、どうも好きになれないのだ。
だから渋谷とか新宿などへは買い物以外に出かける事のない街だった。
そんな初心者のsatoboがいきなり夜の歌舞伎町へ向かったのだからココロ記するものがあった。
永井荷風よろしく肌身離さず持ち歩いている銀行通帳、納税証明書、米穀通帳、外食券などを会社へ残し、衣服には名前を縫い付け不明死体にならぬように気を配った。
もちろんパンツはおニューの勝負パンツである(ウソ)。
場所は地図で調べてあったので安心していたのだが、小田原急行電鉄で来たものだから西口側から東口に出るのに手こずったのは言うまでもない。
歌舞伎町の入り口の前の道(靖国通り)を花園神社の方へ歩いたのだが、satoboの前に一人歩く異国人の白人ダンシがいた。
通りにはキャッチがたむろしているのだが、さすがにプロ。
用なし金なし役立たずのsatoboと白人ダンシには声をかけないのだ。
これ幸いと二人縦列行進で地雷地帯を突破したのであった。
東京信用金庫を折れてゴールデン街に向かったが、この一角はウソのように人通りが減り、場末の歓楽街の様相であった。
もちろん花園交番の前は紳士たる歩行姿勢で職務質問を受けるのを避けたのは、これまた言うまでもない。
二階建ての長屋風タテモノを見回し、目当てのBar十月をすぐに見つけ、階段を上る。
ドアノブに手をかけ、そっと押し開いてsatoboのゴールデン街デビューの幕が開いたのでした。
もちろんピンクの枕を涙で濡らしたのは言うまでもない。
昨夜は新宿歌舞伎町ゴールデン街へ行ったのだ。
実は以前都内に数年間住んだ事があるのだが、歌舞伎町には1,2度、ゴールデン街には一度も行ったことがなかったのだ。
都会の歓楽街というのは地方出身者のsatoboにとっては、人間の欲望が渦巻いて見え、どうも好きになれないのだ。
だから渋谷とか新宿などへは買い物以外に出かける事のない街だった。
そんな初心者のsatoboがいきなり夜の歌舞伎町へ向かったのだからココロ記するものがあった。
永井荷風よろしく肌身離さず持ち歩いている銀行通帳、納税証明書、米穀通帳、外食券などを会社へ残し、衣服には名前を縫い付け不明死体にならぬように気を配った。
もちろんパンツはおニューの勝負パンツである(ウソ)。
場所は地図で調べてあったので安心していたのだが、小田原急行電鉄で来たものだから西口側から東口に出るのに手こずったのは言うまでもない。
歌舞伎町の入り口の前の道(靖国通り)を花園神社の方へ歩いたのだが、satoboの前に一人歩く異国人の白人ダンシがいた。
通りにはキャッチがたむろしているのだが、さすがにプロ。
用なし金なし役立たずのsatoboと白人ダンシには声をかけないのだ。
これ幸いと二人縦列行進で地雷地帯を突破したのであった。
東京信用金庫を折れてゴールデン街に向かったが、この一角はウソのように人通りが減り、場末の歓楽街の様相であった。
もちろん花園交番の前は紳士たる歩行姿勢で職務質問を受けるのを避けたのは、これまた言うまでもない。
二階建ての長屋風タテモノを見回し、目当てのBar十月をすぐに見つけ、階段を上る。
ドアノブに手をかけ、そっと押し開いてsatoboのゴールデン街デビューの幕が開いたのでした。
もちろんピンクの枕を涙で濡らしたのは言うまでもない。