闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

交換のきく考える歯車

2009年01月07日 11時27分19秒 | Weblog
派遣切りで大きな問題になっている非正規雇用の労働問題
私は以前から製造業の場合、絶対使い捨てが発生すると主張してきました。

製造業の場合、大まかに短期では習得できないような専門性の強い作業と
産業ロボットには置き換えられないが、素人でも数日でこなす事が
できるようになる単純作業とに分かれます。
後者は、悪い表現をすれば、交換のきく考える歯車です。

大企業にとっては、交換のきく考える歯車として非正規雇用の労働力を
割り当てる事で大変大きなメリットがあります。
何しろ、不必要になったら捨てればよいわけですからね、正社員だと
別の職場を用意したり、それなりの待遇を用意しなければなりません。

そんな事は法案が通った時から分かっていた事ですよ。
ですから、私は派遣法の改正をしようとする当時の自公連立政権
現在でも与党として居座っていますが、彼らに強く反対をしたのです。
そりゃぁ経済成長が右肩上がりの時は良いですよ、どんどん労働力が
必要になるのですから、大企業もどんどん派遣社員を受け入れます。

でも経済は水物、経済はウェーブです、良い時もあれば悪い時もある、
悪い時は、企業努力するとしても、最終的には人員整理するしかない。
そんな事も、社会人なら少なくとも理解しているはずでしょう?!

それらが分かっていて自公に一票を投じた派遣社員が、
その後心を入れ替えて、政府の横暴に反対してきたならいざ知らず、
ずっと自公政権を支持しながら、今になって切られたからといって、
逆ギレするのは全く笑止千万、切った大企業を責める前に、
まず、自公の暴走に一票を投じた自分のあさはかさを反省すべきです。

まぁ今後、今の与党政権がどんな救済策を打ち出してくるのか分かりませんが
定額給付金の支給を取りやめて、非正規雇用者対策に予算を回すくらいの
勇気がない政府から有効な対策が出てくるとは思えません。
野党も今頃になって、製造業への労働者派遣を原則禁止する労働者派遣法の
改正案を提出していますが、まぁ改正法案を提出したという事実だけ見ると
与党より少しはマシですが、衆議院選挙を睨んでの対応として映りませんね。

私の持論では、
何故、日本が高度成長をして技術立国になりえたのかを考えれば
おのずと今後の日本の製造業のあり方が見えてくると思いますよ。
私の夢は、もう一度日本が世界一の技術立国になりえる事です。
もう一度、高度成長の時代の良かった部分だけを取り入れて、
今回のような外来の不景気にも負けない強い日本式企業の構造に
戻す事はできないのでしょうかね・・・


今日目に付いた記事:
 ・ガザ問題でエジプトが調停案 イスラエル「真剣に受け止める」
  憎しみの連鎖はまだまだ続きますな・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 自分の一票が自分の将来を変えるという事を認識しなければなりません