癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

免許更新・認知機能検査~初受検顛末記

2020年12月22日 | 日常生活・つぶやき

 75歳の後期高齢者になると、免許更新ごとに、認知機能検査を受けなくてはならなくなり、10月の段階で、上記の通知が届いた。

 今回は、その初受検となる。歩き旅に出る前に受けたかったが、どこも混んでいて間に合わなかった。

 我が家から車で10分ほどの亀田自動車学校に予約を入れることにしたが、旅から帰ってすぐにと思ったら、新型コロナ感染予防のために、「旅行に出る方は、帰宅後2週間経過してからにしてほしい」と言われて、予約は今日になった。

 自動車学校に着いてから財布を忘れたことに気付いて、慌てて戻った・・・ここで、すでに認知機能が危うい・・・幸い早く出たので、10分前には戻ることができた。

 免許証と検定手数料750円を出して受付を済ませ、待合室で待つ。まもなく検査室に案内される。新型コロナの影響で、2名座れる長机に1人ずつ。合計12名だった。

 机の上に出して良いものは、眼鏡ケースだけで、時計も外してポケットかバックに入れさせられる。鉛筆と検査用紙はあらかじめ机の端に配られていた。

 検査の諸注意や、検査結果によって3つに分類されるということも話された。100点満点で「76点以上」は、2時間講習(5100円)、「49点~75点」は、3時間講習(7500円)、「0点~48点」は、専門医の診断または診断書の提出後問題がなければ高齢者講習(3時間)。認知症と診断された場合には、運転免許の取消しなどの行政処分。

 検査の問題内容は、大きく3項目だった。

 A、「時間の見当識」~本日の年(西暦でも和暦でも良い)、月、日、曜日、今の時刻(見当で良い)を記入する検査。

 B、「手がかり再生」~16枚のイラストを記憶し、記憶しているイラストを思い出して回答する検査。(最初は、ノーヒントで回答し、次に、ヒントをもとに回答)

 ※これは、すぐ回答するのではなく、いじわるなことに、「介入問題」(数字がずらっと並んでいる表から指定された数字を斜線で消していく問題)が入る。

 今回は、最初は2と4、2回目は3と5と7だった。これは、時間までにすべて消すことができなかった。しかし、これは採点に影響ないことが、結果を受け取ってから判明した。単なる、記憶の邪魔をするいじわるな時間稼ぎだった。

 ※ここは集中せずに、適当に取り組んで、記憶を思い起こす時間に利用した方が良いと思った。

 C、「時計描画」~時計の文字盤を描き、さらに、その文字盤に指定された時刻を表す針を描く検査。※短針の位置が勝負のようだ。

 このような決められた時間内の頭を使う検査や試験などというものは、何十年も受けたことがないので、非常に緊張した。2回目からは、大丈夫だろう?

 結果は下記の通り 

 素点では、AとBとCを足しても64点にしかならない。裏を見たら、それぞれの計算式があって、それを合わせたものが総合点となるようだ。要はすべて正解だったということ。

100点が取れた理由とイラストパターンの記憶方法

 全く情報を得ないで受けていたら、特に配点の大きいBの16枚のイラストを記憶して書き出す問題はこのような結果にはならなかったであろう。記憶力が落ちているので、この問題が一番心配だった。

 しかし、予め、経験した友人から詳しい情報がメールで提供されてきていたし、ネット検索すると過去問にもたくさんヒットする。過去問が載った対策本まで出ている。過去問では、16枚のイラストが4パターン(64枚)あって、当日は、そのうちの一つのパターンが順番に4枚ずつ提示されるらしい。

 ※ネット上のこの経験談が、非常に詳しい(パターンごとのイラストもすべて載っている)

 自分としては、4パターン16枚をすべて順番に丸暗記するのは、かなり時間が掛かりそうで無理っぽい。妻が、記憶の達人は「家の中の導線を考えて、それにこじつけて、適当なストーリーを作って覚えるらしいよ」と話したのを参考に、提示されるイラスト順にこじつけた適当なストーリーを自分なりに創作して覚えることにした。

 一昨日、パターンごとに脈略も理屈もない、ハチャメチャなこじつけストーリーを作った。これは、自分で作ったストーリーだから、出来上がった段階でほぼ暗記することができていた。それを3回ほど思い出してイラスト名を紙に書き出して、完璧を期した。お陰で、すらすらと書き出すことができた。

 今日の問題はパターンDだったので、そのイラストと、その創作ストーリーを提示しておきたい。

このパターンDのイラストに合わせたハチャメチャな創作ストーリー・・・笑ってください。

 「刀」を腰に差して「アコーディオン」を奏でている不思議な人がいた。良く見たら下は何も履いていなくて2本の「足」が丸見えだった。それが映っていたのは「テレビ」だった。次の画面は、6本足の「かぶとむし」が4本足の「馬」を威嚇する姿だった。馬が好きな「かぼちゃ」を「包丁」で切ろうと「筆」で印を付けた。すると、上空に「ヘリコプター」の音がして、「パイナップル」が落ちて来た。慌てて「ズボン」を履いて拾いに出た。出ると、「すずめ」が飛び立った、どうやら「ひまわり」の種をついばんでいたようだ。家に戻って、「のこぎり」でぐらついている「ソファ」の足を切って、床に直に置くようにした。

 正当な受検方法ではなかったが、短時間でこのようなストーリーを創作したり、それを覚え切れたということは、まだ認知機能は大丈夫だろうと思っている。ただし、財布を忘れて取りに戻ったので、満点ではなかった・・・これまで以上に留意して安全運転に徹したいと思っている。

次の高齢者講習は明後日に予約

 終了後30分間で採点がなされ、それに基づいて、個人ごとに、すぐに高齢者講習の予約をしてくれた。

 幸い、最短で明後日の10:30からの高齢者講習を予約することができた。2時間講習で講習代5100円は掛かるが、これは、3年前に一度経験している。最後に、自動車学校のコースの中の実地運転もある。普段経験することのない、S字カーブやクランクなどがあり、これもまた緊張するので非常に嫌である・・・。


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