今日から新聞やTV、ラジオで報じられているが、これまでに何度も山をご一緒しているスキー指導員と山の先輩・斉藤浩敏さん(78歳)が、2/23?に北斗市の毛無山に登ったと思われるまま行方不明になっている。
『感動と出会いを求めて~山紀行・私の歩いた北海道百名山』と『魅する山々~道南100座紀行』の2冊の本を発行している方である。
その知らせをいただいたのが、雌阿寒岳から下山した3/3の夕方だった。彼と同じ函館ブリガンズ山岳会のEさんからの直接の電話と、その連絡を受けたはこだて自然倶楽部の鎌鹿さんからの電話だった。
今日の午前中に、鎌鹿さんのお店へ行って、これまでの詳しい経過を聞き、今後の対応等について話し合った。
○今日までの簡単な経過は次の通りですある。
・斉藤さんは独り暮らしで、行先は親族に知らせていなかった。
2/26・親族が携帯に電話したが応答がなかった。
3/2 ・電波が途絶えたので、親族が函館中央署に行方不明届を提出。山スキーも無いのでツアースキーと思われる。
3/4 ・斉藤さんの所属するブリガンズ山岳会のEさんが、冬期の毛無山登山口となっている毛無山山道入口付近で斉藤さんの車を発見。
・午後から、函館中央署と道警遭難救助隊など20人体制で、道警ヘリやスノーモービルで捜索したが、見つからなかった。
3/5 ・車の中から「毛無山にスキーシールを忘れたので・・・」と書かれた走り書きのメモが残されていたことが判明。23日にでも、シール(新品らしい)回収に再登山したと思われる。
・札幌から道警の山岳救助隊8名が加わり、現在も捜索中。今日も発見には至っていない。
・明日の午前中に、再び道警による捜索が行われるとのこと。
捜索に当たった警察の話では、昨夜からの積雪が1m近くあるそうで、捜索も大変なようだ。せめて、ずっと雪が降らなかった一昨日までの状態で捜索ができる状況だったら・・・と思わずにいられない。なんとか早く見つかることを祈るだけである。最後にお会いしたのは、1/11~12のスキー指導員研修会だった。
なお、道警からは函館遭難対策協議会(関連山岳会)へはまだ協力要請は出ていないとのこと。協力要請が出たときには、遭対協を中心に、私も可能な限り協力する予定だ。
携帯電話を所持し、繋がる状態だったのに利用していないということは、瞬時にそれができない状態に陥ったとしか考えられません。
いずれにしても、私たちが動ける状態にったらお知らせします。
早く見つかってくれることを祈るばかりですね。
先日、7Eスノーパークからの横津への尾根で、山岳会と警察の救助訓練が行われたばかりです。
一日も早く見つかってくれることを願うだけです。
警察と遭対協との合同訓練、夕刊に出てましたね。
今後どのような動きになることやら…?