癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

桔梗高台探訪ウォーキング(21km)

2020年03月25日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 ついに東京オリンピックの1年延期が決定した。関係者の今後の対応は大変だろうが、やむを得ない妥当な判断であろう。

 また、昨日までの新型コロナ感染者数が、東京都が北海道を抜いて最多となった。これもいずれはそうなるだろうと予想していた通りである。人口比や人の接触密度の濃い大都会であるということからしても、まだ東京圏や関西圏はもっと増えるだろう。

 そんな中、全道的に好天予報なので、ロングウォークに出掛けた。今日は、春の農耕準備が始まっているであろう桔梗高台探訪をメインとした郊外を歩くことにした。高台に広がる広大な畑地や函館市街地や函館平野を見下ろす展望が好きなのと、そこにある2つの三角点も目にしたかった。

 桔梗高台は、函館新道の東側の海岸段丘面に広がる広大な畑地である。ただし、タタラ沢川によって寸断されて、一度下まで下りて、また登り返さなくてはならない。 

 桐花通りから産業道路~函館新道を七飯町との境界のにんにく沢川まで歩いて、高台の畑地の農道を辿った。七飯寄りの高台に広がる畑地の中を歩き、中の沢へ下りる。さらに、再び高台へ登って行き、石川町へ下りて、石川沿いの遊歩道から函館新道に戻った。

 天気は良かったが、風が強くて冷たかった。距離は約21km、歩数は約3万歩だった。

函館と七飯の境界まで歩き、このあと登る高台を眺める。

 

 農道からビニールで覆われた畝を見下ろす。後ろは当別丸山。

 

 農道の傍にあった二等三角点(標高196m)(点名・桔梗野)

 

 三角点の位置から、西側の平野と桂岳~毛無山の連なりを眺める。

 

 三角点の位置から正面の庄司山とまだ白い烏帽子岳~袴腰岳を眺める。この農道の先は庄司山の桔梗尾根コースの登山口へ続く。

 手前の小屋から右側の農道を進むと中の沢へ下りる道に出る。

 「中ノ澤神社」~沿革等はネットで調べても不明。額には個人名が書かれている。

 

 函館新道の側道手前まで下りて、老人福祉施設幸成園の所から再び高台に続く農道を登っていく。

 

 大賑わいの桔梗高台パークゴルフ場

 

 標柱が折れて、標石も見つからなかった三等三角点(標高132m)(点名・園田牧場)。いくら探しても見つからず、赤いペンキで塗られた石がその代わりか?辺りに畑で出た石が捨てられているところをみると、畑の土で覆われているのかも?

 「園田牧場」がこの辺りにあったということであろう、この牧場は、北海道初の電車を函館・東川町-湯の川間に走らせ、函館船渠、北海道銀行を創立させるなど函館を中心に北海道の経済界に貢献した薩摩出身の園田実徳が、明治36年、北海道庁より桔梗牧場を貸し下され、園田牧場と命名し牧畜業たところである。

 騎手の武豊の父邦彦はこの農場で生まれていて、園田実徳は曾祖父に当たる。

 

 三角点の地点から函館山を望む。この辺りは裏夜景の名所である。

 

 この農道から、石川町の奥へと下りていく。ここから函館新道へ合流するまでは初めて通る道だった。

 高速道路の赤川線の下を潜る。

 

 初めて目にした石川町の「川上神社」~安政4年3月、旧幕府箱館奉行村垣淡路守より、川上神社社殿造営料金10両を下渡されるに際し、現在地字宮ノ下に奉遷する。明治9年、村社に列せられ爾来鎮守の神として祀られて来たが、明治44年、隣村なる桔梗比遅里神社に合祀される。しかし村民の大神を尊崇する念厚く、昭和12年社殿を再建し、再び村の鎮守として奉遷祭祀を続けて来た。

 

 石川の両側に歩道があり、それを下って行く。途中から右岸だけになり、さらに両岸となる。

 

 函館新道の新石川橋で新道に合流。ここから新道~国道5号を歩いて帰宅。



4 コメント

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桔梗ケ原など (赤ワイン)
2020-03-26 20:47:07
「桔梗野」という地名にひかれて拝読。
数年前のワンゲル同期会で上高地など散策した帰路、松本・塩尻の桔梗ケ原のワイナリーを見学。
コンコードなどの数本を求めてヤマト便で自宅に送ったものの、パックが杜撰でワイン風味の荷となっていたのも思い出ですが・・・

桔梗ケ原のwikiを読むと、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%94%E6%A2%97%E3%83%B6%E5%8E%9F
玄蕃之丞の条がありまして、

玄蕃之丞と言えば彼の上条恒彦ジョーさんのアルバム「冬の森にて」に収められた一曲といった認識でした。
https://artist.cdjournal.com/d/-/3202071700
http://www.oyaguitars.com/weblog/archives/2006/08/

そっかー、玄蕃之丞は桔梗ケ原なのかー・・・などと感慨に耽るも良し。
土地に名あり、歴史ありですねー。
誤投稿でした (赤ワイン)
2020-03-26 20:53:20
ありゃ、21キロ散策のスレッドにレスした積りでしたのに、こっちになっていましたねー、失礼しました。

それにしてもせっかくの初春の花の爽やかな話題なのに、落ちはいつもの「フードネタ」ですかっ!♪~
混乱 (赤ワイン)
2020-03-26 20:55:30
あれ?
なんだかスレッドが混乱しているようですねー・・・在宅者が増えてサーバーへの負荷が増えているせいでしょうか・・・
赤ワインさんへ (sakag)
2020-03-26 21:14:06
桔梗という地名はきれいですね。ここも桔梗の花が咲いていたことが由来ですから、桔梗ヶ原も同じなのでしょうね。

玄蕃之丞は人名でなく、キツネでしたか?上条恒彦さんのアルバムまで発展させていただき勉強になりました。

今日は、主役はギョウジャニンニクですから・・・花は脇役です。
まあ、花よりフード・・・初物は美味しかったです。

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