癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

ぐるり富士山トレイル・3日目(十里木~日蓮正宗総本山大石寺)35km

2015年11月16日 | 登山・旅行

 ペンションの近くから眺める朝日に耀く富士山。
宝永火口に影ができて、水が溜まっているように見える。


 3日目にしてようやく富士山が姿を見せてくれた。昼は雲に隠れたが、夕方には、再びすっきりとした姿を現した。暑くて、9:00過ぎからずっとTシャツだけで歩いた。

 今日は、須山町~富士市~富士宮市にある浅間神社の総本山である富士山本宮浅間神社までの予定だった。ずっと940m~150mまでの下りだだったこともあり、宿の予約をした富士宮市街地に着いたのが14:00だった。疲れもそれほどないことと、天気の良いときに距離を稼いでおきたいので、9kmほど先の日蓮正宗総本山大石寺まで足を延ばし、近くの民宿に素泊まりの予約を入れた。

 結局、8:00スタート、16:45ゴールの8時間45分、35km の長丁場だった。歩数計も、初めて5万歩を越えた。

 四国遍路のときも経験したが、昨日、脛と脹ら脛に痛みが出て、親指の付け根にマメの兆候あり。山道なら、同じくらいの時間を何日続けて歩いても出ない症状だ。堅い舗装道路と、山よりは歩く距離が長いことが原因だろう。
 脛と脹ら脛は筋肉痛みたいなものだからゼノールを塗った。足裏のマメの兆候には伸びないテーピング用のテープを貼るのが一番良いのだか、大きめのカット絆を貼ったが、痛みは治まった。
 

8:45、富士山こどもの国入口からすっきりとした富士山を眺める


源頼朝が大がかりな巻狩りを行ったときの井戸。今でも水が溜まっている


昔から栄えた十里木街道の十里木関所跡


11:10~11:40、世界遺産構成資産の村山浅間神社
富士山修験道場の拠点として発展してきた。イチョウや杉の巨木は天然記念物に指定されている。


国道469号から南アルプスの南側の山並みを眺めながら歩く。



初めて目にした皇帝ダリア。丈が7mほどもある竹のような節を持った木のようだが、花はまさしくダリアた。秋には枯れて1年でこれだけ伸びるそうだ。今年は霜が遅いので、珍しく咲いたそうだ。


初めて駿河湾を目にする



12:30、世界遺産構成資源の山宮浅間神社。全国に約1300ある浅間神社で最古の神社。珍しく本殿がない。富士山から木を切り出して本殿を建てるたびに、大風が吹いては壊され、被害も出たので建てるのを諦めたとのこと。本殿があるところは富士山の遥拝所になっている。残念ながら、このときは富士山は雲の中だった。

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富士山本宮浅間大社の敷地内の湧玉池。富士山の湧水池としては最大。


14:00、全国の浅間神社の総本宮である富士山本宮浅間大社に到着。806年建立で東海地方では最古の社。この本殿は徳川家康が造営。もちろん、世界遺産構成資源のひとつである。


県道414号に建つ富士講の碑


15:15、県道414号から、夕方になって再びスッキリと姿を現した富士山をながめながら歩く。


16:20、広大な敷地を持つ日蓮正宗総本山大石寺。境内を往復するだけで30分以上も掛かった。まだ、下の方にも広大な敷地にたくさんの研修施設が建ち並んでいる。


大石寺の境内の両側に建ち並ぶ宿坊


16:45、今日のゴール、和風造りの民宿中京。素泊まりで4500円。女将さんと歩き旅の魅力の話をした。年齢を聞かれたので答えたらびっくりされた。


宿の近くの居酒屋で、三百名山巡り以来、3度目の富士宮焼きそばをゲット