春は暖かくてほのぼのとしているせいか、一般には穏やかというイメージを持ちがちだ。しかし、実際は、風の強い日が非常に多いようだ。ここ数日、特にそれを感じる。
今日も、冬に戻ったような寒い日だったが、晴れていたので、ジョギングに出た。しかし、非常に風が強くて寒い。強風の中を走るのは疲れるし、汗が冷えて寒い。結局は途中で戻って6kmで止めてしまった。
調べてみたら、1年を通して、風速10m以上の強風日がもっとも多いのは、季節風の吹く冬でもなく、台風の秋でもなく、春で、月別では4月が一番、次いで3月だそうだ。そういえば、花見のころも風が強いことが多い。
その原因は、南北の温度差が大きいことにあるようだ。春に近づく頃、北にはまだ寒気が残り、南では季節の進行と共に、暖気の北上が強まる。そのため、日本付近では、南北の温度差が大きくなり、北の寒気と南の暖気がぶつかりやく、低気圧が発達しやすくなるからだそうだ。晴れていても風の強い日があるのはそのせいだとか。
そういえば、子どもの頃、雪の下から出てきた馬糞が乾燥して飛ぶので春の風のことを「馬糞風」と言っていたことを思い出す。