癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

大笠山

2009年11月10日 | 登山・旅行
今回の山旅で最高の天候の朝を迎えた。午後から徐々に雲が広がって来たが、無風で絶好の山日和だった。

○大笠山(1822m)〈富山県/石川県)ニ百名山 ※単独

昨日の人形山から見ても、一際目立つ端正な山だったが、近くで見ると、豪雪地帯らしく、雪による崩壊斜面と深い谷が印象的な、荒々しい登り堪えのある山でもあった(画像)。

ガイドブックの往復時間は9時間。今回の山旅では最長。妻にはバスとJRを乗り継いで高富山市で時間潰しをしてもらう。

登山口は桂湖の奥の桂橋のたもと。そこへ着いたら、昨日の人形山で一緒になった所沢ナンバーの車があった。

この山の核心部は、登山口の直ぐ先の大畠谷に架かる吊り橋から直接取り付く鋭い岩峰への鎖と梯子の設置された高度感満点の岩場だった。

その先もほぼ中間の前笈ヶ岳までは、標高差900m以上の緩むことのない細く急な尾根が続く。久しぶりの急登に心拍数が直ぐに限界を越える。

前笈ヶ岳から頂上までは、標高差300mしかないのに激しいアップダウンが続くが、展望を眺めながらの歩きなので、気が紛れる。

先行の男性とは、追い付いた避難小屋の前と頂上でゆっくりとお喋り。同じ三百名山巡りだったが、北海道の山は、カムエクとペテガリと神威岳が残っているらしい。

頂上は一等三角点の山らしい大展望が広がり、隣の迫力ある笈ヶ岳より近くなった白山が印象的。

登り4時間、下り2時間40分。

雨予報の明日は金沢観光の予定。妻と富山駅前で待ち合わせ、射水市の道の駅・新湊へ向かう。隣の海王温泉に入り、夕食はコンビニ弁当。

朝と昼のおにぎりは自炊だが、夕食は外食か弁当が多い。弁当のときは、食事代より温泉入浴料金の方が高くつくことが多い。ケチケチ旅行には、温泉代もバカにはならないが、これだけはケチるワケにはいかない。