久しぶりのプラス気温と陽光に、雪が溶け出し歩きづらくなるので、午前中に五稜郭公園堀周りのウォーキングに出掛けた。
そのついでに、公園の中にある、今月いっぱいで閉館が決まっている市立函館博物館五稜郭分館へ寄った。ここは、昭和29年に開催された「北洋博覧会」の観光館として建設され、その後、五稜郭と箱館戦争関係の江戸から明治初期が中心の歴史博物館として今日に至っている。
それが、閉館されるのは、現在進められている五稜郭城建設当時への復元計画に伴うもので、そのメインである箱館奉行所復元工事の一環として撤去される予定だからである。
現在、最後の特別展「さよなら これが五稜郭分館だ!」が開催されているが、今日から最後の今月末まで無料開放となっている。五稜郭公園を訪れる観光客にはずいぶんと親しまれたようであるが、いつでも行ける環境にあった自分はこれまで2回ほどしか行ったことがなかったような気がする。これが最後のチャンスとばかり訪れてみた。
中に、昭和29年(その時の秋が洞爺丸台風)の北洋博覧会関係の展示があった。学校の遠足と家族で2回行ったような気がする。子供にとっての一番人気は、当時のインド首相ガンジーから贈られた?というインディラという名前の生まれて初めて目にする象であった。そのときの学校の遠足のときの思い出を14枚もの原稿用紙に書き、それが町か学校の文集に掲載されたことまで思い出した。
そのすぐ前では、巨大なドーム状の建物の中で箱館奉行所の復元工事がすすめられていた。
○函館中央図書館と古地図展
その帰りに、五稜郭公園の隣にある函館中央図書館へ寄り、古地図展を観た。函館中央図書館には400枚もの江戸時代から明治時代の古地図が収蔵されているらしい。今回は開館2周年記念事業として、その中のいくつかが展示されている。
来る25日の午後に、その講演会があるらしいが、予定がすでに入っているので、残念ながら拝聴することができないのが残念である。