癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

暴風雨ゆえのVTR・DVD鑑賞日

2007年03月05日 | 日常生活・つぶやき
 本日は、一日中暴風雨のため家から一歩も出ることがなく、昨夜録画したVTRと近くのTSUTAYAから数日前に妻と一緒に借りてきたDVDの映画3本も観た・・・・。

 昨夜の録画は、毎週日曜日の深夜に放送されている『NHKアーカイブ』の「厳冬黒部峡谷・謎の雪崩ホウを追う」(1988年のNHK特集)と「にっぽんくらしの記憶・日本の素顔~修学旅行」(1963年)であった。この番組は、昭和の貴重な番組を厳選して再放送しているもので、録画をして観ることが多い。

 前者は、今でも年に何度も発生するホウと呼ばれる黒部峡谷のすざましい雪崩の観測とその貴重な映像であった。それに伴い黒部峡谷一帯の電源開発の歴史も垣間見ることができた。後者は、自分より少し後の団塊世代の中学生の修学旅行の現状とそれに批判的な構成ではあったが、懐かしく見ることができた。

 映画は、1957年のヘンリー・フォンダ主演の「十二人の怒れる男」と、昨年の話題作の日本映画「有頂天ホテル」と「かもめ食堂」であった。

 「十二人の怒れる男」は、当然懐かしい白黒映画である。12人の陪審員の審議が開始時の有罪対無罪が11対1から0対12に逆転していく経過を描いた密室劇で、折しもこれから日本で始まろうとしている裁判員制度の問題点を考えるには最高に興味深い内容であった。

 「有頂天ホテル」は、大晦日のとあるホテルのホテルマンたちと様々な宿泊客のドタバタ人間模様を描いたものであるが、三谷幸喜の脚本らしい面白さと温かさに溢れていた。

 「かもめ食堂」は、フィンランドを舞台に日本食堂を営む3人の日本女性の出会いや現地の人とふれ合いを描いたものである。原作者の群ようこ独特のホンワカムードで癒される作品であった。3人の女性を演じる個性的なキャスティングがこれまた面白かった。

 そういえば、昔、よく3本立ての映画を観たことがある。まさに、今日はそんなことを思い出す一日であったが、話題作の映画も、1年ほど待てば、安く自宅のTVで観ることのできる時代である。しかし、普段あまり感じることはないが、映画を観るときには、今流行の大画面のTVが欲しい・・・・しかし、我が家では、地デジ放送が本格的に始まるまでの我慢である。