つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

芸術の秋

2020年10月06日 | 舟越保武
急に肌寒くなって参りました。

いつもお伝えしていますが、この舟越保武のローラさんが日に日に美しさを増して、本当に愛おしく思えてきました。

朝、出社して図書室のロールカーテンを開きに行くとき、また事務所で仕事をしていて疲れた時など必ず挨拶をしますが、
少し肌寒くなって秋らしくなってからは、何故か少し頭を撫でてみたり、自然にお顔に触れていることに気づきます。

同じ美術品であっっても、絵画には出来ないめで方があるのが、ブロンズやお茶碗などのお道具の良さだと思います。




以前ブロンズ作品をお持ちでいらっしゃるお客様から

「なんとなく綺麗だなぁと思ってブロンズを触っていたらさぁ、女性像の胸のところだけテカッてきちゃってさ、恥ずかしくて
人前にだせなくなっちゃった」というお話を聞いたことがあります。

その時は大笑い、しかも「いやらしいなぁ〜」と少し思いましたが、今ではすっかり「その気持ちがわかる!!」といった感じです。

可愛らしいもの、綺麗なものには触れてみたい。

人はそう思うように出来ているのだと思います。

このコロナ問題でそれが出来なくなってしまった時、初めはとても戸惑いましたが、やはりその気持ちが間違っているわけではないと
この頃つくづくと感じています。

人はいつも「美しいものに触れたい」そう願うのだと思うのです。




コメント
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