あを雲の涯

「 二、二六事件て何や 」
親友・長野が問う
「 世直しや 」
私はそう答えた

最期の陳述 ・ 中島莞爾 「 不義を知って打たざるは不忠なりと信じて奸臣を斬ったのであります 」

2020年09月04日 17時05分24秒 | 暗黑裁判・幕僚の謀略2 蹶起した人達


中島莞爾
昭和十一年六月四日
最終陳述


私どもの蹶起趣意は國體の眞姿顯現に尽き、
北、西田に利用されて民主革命を企てたのではありません。
現在の國法には背いたかも知れませぬが、
建國三千年來の國體に背いたものではありません。
不義を知って打たざるは不忠なりと信じて奸臣を斬ったのであります
母より獄中の私への手紙によると、
私の蹶起の趣旨を知って慰めてくれる者が多々ありとのことで喜んでいます。
以上
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1、社會民主革命云々ノ點ハ香田淸貞ノ申立ト略同様。
2、中島ハ陛下ノ御爲ニ捨石トナリタルモノナルヲ以テ、蹶起ノ理由ヲ認メラレ度シ。
3、潔ク處刑ヲ受ク。

・・・憲兵報告


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