るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

姫様商売

2006-11-24 22:50:02 | つぶやき
日本経済新聞社から出たマーケティングの本である。
某国家試験ではマーケティングの知識が問われる。女性の受験者は全体の5%ほどだが、美容室や婦人服のような女性相手の商売の事例が問われることがよくある(だからと言ってそれで女性が有利になったという話は聞いたことがないのだが)。
女性はしばしば消費のターゲットにされがちだが、その中の「ヒメ」と呼ばれる新たな層に注目するマーケティング手法の本である。
ヒメの定義とは
(1)年齢・既婚独身は関係ない。
(2)親元で暮らしているまたは経済力のある夫がいる→ある程度の消費に余裕がある
(3)残業はない→平日のアフター5にデパートに寄り、商品をゆっくり吟味できる環境である
(4)ファッションと美貌を磨く以外での向上心は強くなく、可愛がられて育った。
(5)クチコミ情報を流すことで、主体的に人の役に立っているという生きがいを得ようとする。

(2)(3)(4)からして明らかに私は該当しないと思うのだが(「該当する」と言われても困るが)、うなずくところはあった。
こうした人たちを多数集め、マーケティングや商品開発のヒントに活用させているらしい。
そこで、サンプルや謝礼を出すからよくクチコミを流させて欲しいという依頼が来るのだと。この本の著者は毅然とそれを断っているのだが。

ブログが流行りだして、誰でも情報を流せるようになったことで、新たに迷惑なのは、利害関係があるところの物を一般人のクチコミを装う輩。
私のHPの掲示板にも出没したことがある。世界的に有名な歌手のコンサートの案内がその事務局から流れたが、数週間後一ファンを装った同一のコンサートが「おすすめです」と上がっていた。管理用ページで同一のところから書き込んでいることが判明。せめて「楽しみです」と書いてくれれば微笑ましかったのに。
私の掲示板はコンサートの案内をするのは良しとしている。だけど、やらせっぽいクチコミは不快。


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