るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

お金と労力をかけて学ぶこと

2020-08-16 07:26:00 | つぶやき
今日、多くの「資格ビジネス」というのが存在する。
それほど歴史も長くないのに高額な授業料や認定料を払い、「一般社団法人●●協会認定●●(「アドバイザー」「コンサルタント」「ファシリテーター」「講師」など)といった肩書がもらえる。
ただ、これは「詐欺」というほどのものではないと思う。実際、それで食べられるようになった人もいるのは事実だから。そして、それで食べられるようにならない人もいるとは思うが、どう活かすかというのは個々のやり方によって差が出るし、「本人が納得できるんだったら良いんじゃない?」で完結してしまうものでもある。

学生時代、上京する際、親戚が「何になりたくて東京の私立大学の文学部に進むわけ?」なんて言っていたが、四大卒でないと採用しない企業に就職したので、地元の短大で終わっていたら、その後の生涯年収は億単位で損していたのは確か

けど、お金をかけて勉強する、ということについて、否定しないが、重要なことを留意しておく必要はあるのではないだろうか?

一つは、学歴や肩書のブランド、信用度は侮れないこと。
もう一つは、その中身については、学習を継続しないと忘れる、ということ。
さらに、自分自身がそれを習得できたとしても、他人に何の価値を提供してあげられるのか、というのは全く別の話であること。

よく「お金と労力をかけて学んだ」をいちいち言う音楽家がいるけど、同じことを言う医者はなぜかいないよね。
医療ミスでなかなか良くならない時に「お金をかけて苦労して医者になったのに」なんて医者が言ったら、どう思うのか。
不要不急な職業とそうでない職業との違いとはこういうことも一つなんではと思ってしまう。



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