上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

DOI・蠢く物体

2007-07-23 | 07-08 コンペとショー
割り箸をくわえてんのかと思ったら、アレこそは「グリッシーニ(ノ?)」だったのですね…ニフティ、仕事速いなー。ということは、青嶋さんもクールマイヨールへ同行してるのだろうか。選手の皆様、若さで乗り切って下さいよ。どっかのニュースでやってくれるのかな?
★★★★★
・大ちゃん
 物議を醸している(?)大ちゃんの新しいEXですが、えーと。
 コンテンポラリーの初演ってこんなものではないだろうか。
 「ブラボー!」「ブーイング」「はてな?」…なんでもアリの反応。
 ルノワールとかセザンヌとか「誰もが知ってる名画」のあとに、ドン!と
 現代アートが置かれた、と。それも抽象芸術。
 「オペラ座やチャイコフスキー(あるいはロクサーヌ)の高橋大輔」を
 期待して行った人は、肩透かしを食らったと思います。
 でも、それでいーんです!周りの反応なんて気にしない!
 ウケようがウケまいが…現代舞踊、現代美術鑑賞って、よーするに
 「現代」と名のつくものは、殆どいつも「わけわかめ」なんです(笑)。
 「自分が積極的にかかわる」ことで初めて動き出すもんなんで、何にも
 かかわりたくない、ならそれでいい。
 「なんだ、これは!?どうしたらいいんだ!?」
 と思ったら、それをネタにしてあらゆる感情を自分から引き出してみる。
 自分も「作品に参加」してみる。
 なんかそこで「面白いなあ~」と思えるようなら、製作者側の思うツボに
 ハマッた、大成功と言えます。
 
 …とかナンとか言いながら、私はどのように「参加」したんでしょうか。
 15日の昼公演は「あれあれー?」と思う間に終わってしまった。
 「なんかよーわからん」ままに。スタオベはしなかったけど、大ちゃんの
 熱演には拍手。「とにかく新しい事をしようとしている」のは解った。
 そんな感じ。
 夜公演は、東S後方だったので全体の動きが良く見えました。
 そして携帯からも書いたけど、昼よりずっとなまめかしくて(?)、
 不思議ワールドでした。
 なんか、男なのか女なのか解らない中性的な生きモンが蠢いている…
 (わ、「うごめいて」を変換したら、こういう漢字だったか)という。
 中性的と言っても「フェミニン」ではないんです。
 男でもないけど女でもない。男でもあるけど女でもある。
 或いは「性」はまったく意味なし。
 「フィギュアスケートであること」も意味なし。
 それでですね。
 「大ちゃんが滑っているよ~」と思う事をやめまして。
 どこの誰やらわからんが謎の物体が蠢いているよ。
 …と、私自身の意識を変えまして。
 …そしたら、俄然!
 面白くて惹き込まれる!!!
(長いのでつづく) 
コメント (2)
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