「Cutting Edge」のVol.2が出るみたいですが、こちら。
このいちばん右の男の子は誰?写真が小さくてわからん。身長から察するに…無良君も小塚君でもない。これが大ちゃんかいな…じゃあ真ん中は中庭君?夏場に撮影したのだろうか。私はNHK杯の表彰台シーンが表紙になる、とニラんでいたのですが、さすがに間に合わなかったのね。
★夢の中状態がまだまだ続くワケですが(笑)、大丈夫かな~わたし。
何をどー書いていいのか、わかんないまま時間は進み、もうGPFやんか。
でも、一生に一回でもあんな試合が見られたら、もーのすごい幸福ですよね。
地元点…ということも言われているけれど、PCSはともかく、TESで「地元だから上げ気味」ってのは無理ではないだろうか。それにやはり、GPシリーズも後半戦ともなると選手も調子を上げてきていて、今回のN杯の日本男子やロシア杯のジュベールみたいな演技が見られるのも「さもありなん」という感じがしました。
今季の採点の傾向、少なくとも男子シングルは段々わかってきたような。
ジャンプやスピン、ステップ、エレメンツへの加点が「大盤振舞い」=顕著になったこと。ジャンプとスピンは回数も多いので、これを得意とする織田君みたいな選手は、きっちり調整してくれば(私は、現時点で調整具合は彼が一番だと思う)おおいに加点で稼げるという構図が浮かび上がりました。だからあの「天井点」も出たのね。それでいくと、ジョニーも大いに加点で稼げるタイプなんだけどなあ。
4回転の成否や入れる回数でおおいに差がついていた…旧採点法時代の男子に感覚が慣れてる私にとっては、「4回転1個跳ぶごとに、ボーナス点を」と言いたい気もする。「加点のついた3アクセル」と、「普通に跳んだ4回転」で、そう得点に差が無いってのは、なんだか納得がいかないかも…(バンクーバー五輪までに、たぶん4回転の基礎点が変更になると思うのは私だけ?)。
ジュベールはずっと旧採点時代で闘ってきた人なので、「4回転を抜いたPGで、確実に3回転を」とは絶対考えないと思う。それは効率が悪い考え方なのかもしれない。それでも、こだわるところに彼の個性があるし魅力があるのだから、私は「ジュベ!4回転、ビュンビュン跳んでや!」と言いたい。ほんとねー。エリック杯では久々にスカッとしましたよ。
ランビエールも4回転ジャンパーで、かつスピンスペシャリストなんだけど、彼の場合は「3アクセルが跳べない」という前提があるからナァ…。今の時代で、アクセルが跳べない男子ってのは、最早許されない感もあるわ。今頃、アクセルの特訓してんでしょうか!?(また、ミーシンのところに?)
でも、ランビも新しいPGということで、「はよ見たい」心境です。
大ちゃんの目指すところは、多分「トータル・ハイ・クオリティ」なんじゃないかなあ。ハイビのインタビュー見てても、満足してない様子だったもんね。彼は、理想が超・超・高いのだと思いますよ。そういうトコは「フィギュアおたく」なんじゃないかな(笑)。
以前は芸術的表現の方に重きを置いていたのだと思うけど、今の採点法では、とにかくエレメンツが完全でなくては芸術面も評価されない。でもそれはまあ、旧採点でも一緒か。ジャンプがミス多発では、世界チャンピオンにはなれなかったものね(なってもブーイングだったし)。
ジャンプ良し、スピン、ステップ、表現良し…それら全部を包括する「何か」。
お客さんのハートをわし掴みにする「何か」で会場を「さらってしまう」。
それが、至高の男子フィギュアだと、私は思うわけですが。
ソルトレイクと長野のヤグディンの演技を見ていたら、「これ以上はもう無いだろう」というぐらい、至高の極みでした。
当たり前のように美しく跳ぶジャンプ(ヤグは4回転も美しかったが、“世界一の3アクセル”と言われていた)。曲想とピッタリ合った振付とステップ、一連のムーブメント。繊細な情感と、男らしい激情。そして品格。
何よりも素晴しかったのは、お客さんのパワーを自分のパワーに変えて、更に大きく光り輝いているところ。観客と一体になって滑っていた。「どーだ!俺は上手いだろ!」って感じではなくて。
引退前の2年間くらいの滑りを見ていたら、とても人間的な温かみが感じられて、良くない時のフリーでも、やっぱり食い入るように見てしまうのでした。「点数稼ぎをしてる」のではなくて、あれはスケートへの「愛情」なのかもしれない。
それは、彼が成熟して大人になったことも大きいのだと思うけれど、そしてタラソワさんとの結びつきが作用してるのかもしれないけれど。結局は、「本人の資質」の問題だと思う。
大ちゃんは「至高の男子フィギュア」にまで到達できるだろうか。
自分の理想のスケートは、多分、体の中にしっかと今までもあったのだろうけれど、とにかく体力と技術が追いついてなくて、もどかしい思いの方が多かった。
でもここにきて「なんか?大人になったなあ!???」と、ナマで見ていて思いました。
もうあの、脆い少年は居ないのかもしれない。「大ちゃんコースター」も、卒業かもしれない(…これはまだまだ確信が…^^;)。
でももう、つまづいても「今、俺はこの地点にいるから、この道を辿れば大丈夫」という道筋はある程度ついてるのかな、と思う。
一昨年あたりは、「出口の無い森」をさまよっている感がヒシヒシしてましたから。
起立して表彰式を見ていたら、3つ上がる日の丸を見ていて、私も静粛な気持ちになりました。そして、
「あ~。4年前の丁度今頃、京都N杯であのちっこい大ちゃんを見ていたんだな~。ジョニーが欠場で泣いてたんだよな~。」
と、こみ上げるものが。4年間の色んなシーンがグルグル頭を廻る。
いや、まだこれからよ。こっから始まるんやん!だから今は泣かないのよ。
今日見た15歳のパトリック・チャンも、4年後のN杯ではいちばん高いところに上がっているのかなあ。メイプルの国旗を見つめているのかなあ。
NHK杯って言ったら本田君だよね。ジェフだよね。古くはキャンデロロ、ペトレンコだよね。プルちゃんのデビューだよね。ああ、04年ジョニーのあの表彰式も至福のページだったなあ…。
いろんな思いがまさしく「走馬灯の如く」駆け巡る、感動的な表彰式。
このいちばん右の男の子は誰?写真が小さくてわからん。身長から察するに…無良君も小塚君でもない。これが大ちゃんかいな…じゃあ真ん中は中庭君?夏場に撮影したのだろうか。私はNHK杯の表彰台シーンが表紙になる、とニラんでいたのですが、さすがに間に合わなかったのね。
★夢の中状態がまだまだ続くワケですが(笑)、大丈夫かな~わたし。
何をどー書いていいのか、わかんないまま時間は進み、もうGPFやんか。
でも、一生に一回でもあんな試合が見られたら、もーのすごい幸福ですよね。
地元点…ということも言われているけれど、PCSはともかく、TESで「地元だから上げ気味」ってのは無理ではないだろうか。それにやはり、GPシリーズも後半戦ともなると選手も調子を上げてきていて、今回のN杯の日本男子やロシア杯のジュベールみたいな演技が見られるのも「さもありなん」という感じがしました。
今季の採点の傾向、少なくとも男子シングルは段々わかってきたような。
ジャンプやスピン、ステップ、エレメンツへの加点が「大盤振舞い」=顕著になったこと。ジャンプとスピンは回数も多いので、これを得意とする織田君みたいな選手は、きっちり調整してくれば(私は、現時点で調整具合は彼が一番だと思う)おおいに加点で稼げるという構図が浮かび上がりました。だからあの「天井点」も出たのね。それでいくと、ジョニーも大いに加点で稼げるタイプなんだけどなあ。
4回転の成否や入れる回数でおおいに差がついていた…旧採点法時代の男子に感覚が慣れてる私にとっては、「4回転1個跳ぶごとに、ボーナス点を」と言いたい気もする。「加点のついた3アクセル」と、「普通に跳んだ4回転」で、そう得点に差が無いってのは、なんだか納得がいかないかも…(バンクーバー五輪までに、たぶん4回転の基礎点が変更になると思うのは私だけ?)。
ジュベールはずっと旧採点時代で闘ってきた人なので、「4回転を抜いたPGで、確実に3回転を」とは絶対考えないと思う。それは効率が悪い考え方なのかもしれない。それでも、こだわるところに彼の個性があるし魅力があるのだから、私は「ジュベ!4回転、ビュンビュン跳んでや!」と言いたい。ほんとねー。エリック杯では久々にスカッとしましたよ。
ランビエールも4回転ジャンパーで、かつスピンスペシャリストなんだけど、彼の場合は「3アクセルが跳べない」という前提があるからナァ…。今の時代で、アクセルが跳べない男子ってのは、最早許されない感もあるわ。今頃、アクセルの特訓してんでしょうか!?(また、ミーシンのところに?)
でも、ランビも新しいPGということで、「はよ見たい」心境です。
大ちゃんの目指すところは、多分「トータル・ハイ・クオリティ」なんじゃないかなあ。ハイビのインタビュー見てても、満足してない様子だったもんね。彼は、理想が超・超・高いのだと思いますよ。そういうトコは「フィギュアおたく」なんじゃないかな(笑)。
以前は芸術的表現の方に重きを置いていたのだと思うけど、今の採点法では、とにかくエレメンツが完全でなくては芸術面も評価されない。でもそれはまあ、旧採点でも一緒か。ジャンプがミス多発では、世界チャンピオンにはなれなかったものね(なってもブーイングだったし)。
ジャンプ良し、スピン、ステップ、表現良し…それら全部を包括する「何か」。
お客さんのハートをわし掴みにする「何か」で会場を「さらってしまう」。
それが、至高の男子フィギュアだと、私は思うわけですが。
ソルトレイクと長野のヤグディンの演技を見ていたら、「これ以上はもう無いだろう」というぐらい、至高の極みでした。
当たり前のように美しく跳ぶジャンプ(ヤグは4回転も美しかったが、“世界一の3アクセル”と言われていた)。曲想とピッタリ合った振付とステップ、一連のムーブメント。繊細な情感と、男らしい激情。そして品格。
何よりも素晴しかったのは、お客さんのパワーを自分のパワーに変えて、更に大きく光り輝いているところ。観客と一体になって滑っていた。「どーだ!俺は上手いだろ!」って感じではなくて。
引退前の2年間くらいの滑りを見ていたら、とても人間的な温かみが感じられて、良くない時のフリーでも、やっぱり食い入るように見てしまうのでした。「点数稼ぎをしてる」のではなくて、あれはスケートへの「愛情」なのかもしれない。
それは、彼が成熟して大人になったことも大きいのだと思うけれど、そしてタラソワさんとの結びつきが作用してるのかもしれないけれど。結局は、「本人の資質」の問題だと思う。
大ちゃんは「至高の男子フィギュア」にまで到達できるだろうか。
自分の理想のスケートは、多分、体の中にしっかと今までもあったのだろうけれど、とにかく体力と技術が追いついてなくて、もどかしい思いの方が多かった。
でもここにきて「なんか?大人になったなあ!???」と、ナマで見ていて思いました。
もうあの、脆い少年は居ないのかもしれない。「大ちゃんコースター」も、卒業かもしれない(…これはまだまだ確信が…^^;)。
でももう、つまづいても「今、俺はこの地点にいるから、この道を辿れば大丈夫」という道筋はある程度ついてるのかな、と思う。
一昨年あたりは、「出口の無い森」をさまよっている感がヒシヒシしてましたから。
起立して表彰式を見ていたら、3つ上がる日の丸を見ていて、私も静粛な気持ちになりました。そして、
「あ~。4年前の丁度今頃、京都N杯であのちっこい大ちゃんを見ていたんだな~。ジョニーが欠場で泣いてたんだよな~。」
と、こみ上げるものが。4年間の色んなシーンがグルグル頭を廻る。
いや、まだこれからよ。こっから始まるんやん!だから今は泣かないのよ。
今日見た15歳のパトリック・チャンも、4年後のN杯ではいちばん高いところに上がっているのかなあ。メイプルの国旗を見つめているのかなあ。
NHK杯って言ったら本田君だよね。ジェフだよね。古くはキャンデロロ、ペトレンコだよね。プルちゃんのデビューだよね。ああ、04年ジョニーのあの表彰式も至福のページだったなあ…。
いろんな思いがまさしく「走馬灯の如く」駆け巡る、感動的な表彰式。