サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

J1第9節 横浜マリノス対柏レイソル

2020-08-09 08:36:04 | 日記

1-1でドローだったが、柏の戦術には違和感を覚えた。この試合ではマリノスが圧倒的にボールを保持。スタッツをみると、ポゼッションが65%対35%、シュート数が17対11、パスが788対262とマリノスが圧倒しているし、チャンスも多かった。柏の決定機はオルンガのゴールシーンだけだった。

 

そのゴールもマリノスの高いDFラインの前にふわっとしたボールが出て、それをCBの松原がクリアミスしてオルンガに奪われた。もう一人のCBの小池もあっさりとかわされてズドーンと一発でゴール。非常にみっともない失点である。CBが2枚そろっていたのに、オルンガ一人にやられた。

 

柏の戦術はべたっと引いて守り、オルンガに放り込むカウンターである。中盤でのプレスが甘く、すぐにマイボールを放棄してしまう。マリノスのプレスが強いことは分かるが、あまりにも攻められすぎ。よくこれで下位に低迷しないなと不思議なくらいだ。

 

直近の柏の試合のポゼッションを調べると、第8節名古屋戦(1-0で柏)では51%、第7節仙台戦(5-1で柏)は52%、第6節浦和戦(4-0で柏)は44%。つまりどんな試合でもボールをあまり持たないカウンターサッカーということが分かる。

 

昨日のマリノス戦では相手に合わせたのか、マリノスが強かったのか。オルンガがいなくなったら得点源がなくなり、柏の戦術は成立しない。戦術はオルンガなのだ。オルンガとトップ下に誰かいればそれでいいという戦術である。一生懸命にボールをつないでプレスをかけ続けて綺麗にサッカーをしていたマリノスが気の毒になった1-1の試合でした。


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