谷村新司が亡くなった。享年７４才。７０才前後で死ねるのがいいのかも知れない。下手にもっと長生きしていろいろ苦しむよりは、さらっと行ける。今月、筆者の義兄が亡くなった。享年７０才。７０代前半で行けるのも悪くない。
さて谷村新司といえば、ソロの曲もいいがやはりアリスの曲がいい。筆者の中高生のころは、ギターを始めるとまず練習曲にするのがアリスとかぐや姫の曲だった。筆者が好きだったアリスの曲は、「今はもうだれも」、「チャンピオン」、「帰らざる日々」である。アリスの曲は、フォークソングぽくなく、だんだんと歌謡曲のような雰囲気になっていく。
それでもこの３曲は当時のフォークソングを代表するような曲である。谷村新司がソロになってからは代表曲はなんといっても「昴」。谷村新司は今年４月１４日に愛知県芸術劇場でリサイタルを開催して、「昴」を熱唱している。７４才とは思えないハリのある声。ユーチューブで見ていると涙腺が崩壊してしまう。
１９７１年に北山修が２５才のバースデイコンサートを開いた。そのステージに谷村新司がちょろっと出ている。北山修がチンペイちゃんと呼んで可愛がっていた。５２年前だから当時の谷村新司は２２才だった。出演者は北山修、加藤和彦、はしだのりひこ、谷村新司など。北山修を除いてみんな故人となってしまった。
谷村新司さん、ゆっくりとおやすみください。