サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

シドニーのロックダウンは続く

2021-08-21 11:08:07 | 日記

日本ではロックダウンはなじまないというよく理解できない理由でロックダウンは実施されていない。シドニーのあるNSW州では6月中旬からロックダウンが始まり、感染拡大とともに強化されている。8月末までの予定が9月末まで延長されることになった。

 

また明日の夜からは感染がひどい地区を対象に夜間外出禁止となる。午後9時から翌朝の5時までは病院に行くなどの緊急時を除き原則として外出禁止である。警察につかまると罰金をくらう。これは対象地区からの入退出ができなくなることを意味する。

 

たとえば家族の友人が遊びに来ていても、自宅が対象地区にあれば夜9時までに帰宅できるようにしなければならない。平日に仕事をしていればこれでは夜の外出は無理である。これは厳しい。

 

また現在開業できる小売店などは、食材、薬局、銀行、文房具、ハードウェア、テークアウエのみの飲食店だけである。大きなショッピングセンターに行ってもほとんどの店が閉店している。床屋、ネイルサロンなどもだめ。

 

食材を買いに行けるのも一世帯から一人だけである。夫婦で買い物をしているところを警官に見つかれば罰金をくらう。警察もそれほどヒマではないので、そこまで徹底して取り締まっていないが、感染対象地区は警官が多く駆り出されているので要注意である。

 

ここ1週間くらいは毎日の新規感染者が600人を超えていて、ロックダウンを強化しても逆に増えている。東京のように毎日4,5000人も出ているわけではないが、これまでは市中感染ゼロが2,3か月続いていたのでショックはでかいし、ロックダウンの影響は甚大である。

 

政府からの補償金は出ているが、いろいろ複雑である。7月以降の感染拡大で失業して人には毎週16000円(月額64000円)を支給。また濃厚接触者となり2週間の隔離となる人には2週間で12万円を支給。ただしこれらは短期の補償金であるし、政策が変われば内容もころころ変わる。

 

問題は個人はある程度の補償金をもらえるだろうが、零細の小売業に対する休業補償である。店を閉じても家賃は残る。これをどのように支援してくれるのかは未定である。