東京五輪は終わったので、皆さん純粋にフットボールに集中しよう。五輪に参加していた選手はこれから移籍が決まったり、所属クラブでポジション争いをしなければならない。久保はマジョルカに行くのか、堂安なPSVに戻ればしばらく試合にも出してもらえないだろう。ポジションが安定しているのは遠藤航くらいかも知れない。みんな早く日常にもどらなければいけない。
日常のフットボールという意味では古橋はセルティックでいいスタートができた。先週のEL予備選で初ゴールを決めて、昨日のリーグ戦の第2節ダンデイ戦に１トップで先発して、なんとハットトリックを達成。ゴールシーンを見ると３点とも他の選手からのグランダーのパスに反応してゴールを瞬間的に決めている。1トップと聞くと空中戦に強くてゴリゴリのフィジカルタイプを想像するが、古橋はそういうFWではない。
後方からのパスに反応して、GKと1対1になるとひょいと体を隠してループ気味にシュートする。いわば忍者のようなタイプである。古橋の特徴を周囲の選手が理解して、１トップを任せてもらえれば継続的に活躍できるだろう。
ハットトリックにけちをつけたくないが、ダンデイのDFはざるだった。古橋がシュート態勢になってもCBがマークにいっていない。完全にボールしか見ていないので、古橋に背中を取られていることに気が付いていない。あれでは失点して当然。スコットランドリーグのレベルがよくわかる。古橋にはもっとレベルの高いリーグで勝負して欲しい。
ここからだぞ、古橋君。