ちょっと前になりますが、11月の始め頃、
おばあちゃんの誕生日を兼ねて家族旅行にでかけました。
目的地は箱根。人数は総勢13名の旅行です。
福井家は母方の祖父母と同居しています。
さらに隣の町内に母の姉夫婦が住んでいて、いとこの年齢も近く、
ほぼ一緒に生活しているようなものなのです。
ということで、いとこも含め東京組と静岡組は箱根での待ち合わせです。
箱根ということで、ロマンスカーを予約しておいたのですが、
観光シーズンの3連休にあたり1席も余りのない本当の満席状態。
早めに予約しておいてよかった。
ロマンスカーで箱根湯本に着いて、箱根登山鉄道に乗り換えです。
ここでもすごい人で、臨時で運行しているにも関わらず人数制限状態。
普段、土日連休など関係なく動いているので、
ここまでの混雑は予想していませんでした。
待ち合わせは箱根登山鉄道の終着「強羅駅」なのですが、
予定より大幅に遅れて着きました。空気が美味しくて、
遠いとこに来たもんだと思いましたが、
ここに父親と車で来た母親がいたので何か変な感じです。
ポーラ美術館。車チームのお兄ちゃんとここでさらに合流。
ポーラ美術館はとってもいい所でした。
時間がなくて、あまりゆっくり見られなかったのですが、
「佐伯祐三とフランス」展をやっていて、
その周辺の画家たちや美術館の所蔵品を堪能しました。
藤田嗣治作品で、子供をテーマにいろんな職業を絵にした作品がおもしろくて
作品集を買おうと思ったら、ミュージアムショップが終わっていました。
レストランも良さそうでしたが、閉館の時間になってしまい残念。
またゆっくり来たいものです。
そして、2台の車でホテルへ。
異常な渋滞でした。
しかし、毎年箱根駅伝をテレビで見ている私にとっては、
まさにその道だったので感動です。
富士屋ホテルなども通りすぎ、思っていた以上の坂の急さに驚きつつ
今年の往路での順天堂大学の素晴らしい山登りのレースを思い出していました。
渋滞している車の中でも、大した事無い事もパニックにする母親のナビ、
道がわからなくて緊迫している時に鳴る母親の着メロ、
「ガム持ってる?」って聞いたら「うん、持ってる!」って言って歯磨きガムをよこし、
欲しいともいっていない父親の口にガムをいれる母親。
などのおかげで飽きる事無く楽しく過ごせました。
そして、ホテルでもう1台の車できている祖父母&伯父伯母チームと合流。
全員集合です。
一番手前の天井(頭の上部分)が痛み気味なのが父です。
これを見て、兄も脅威に感じている事だろうと思います。
食事の後は、それぞれの部屋に別れ、露天風呂などを楽しみに行き就寝。
そして、次の朝。
ホテルの側には滝が流れていて、そんなことは露天風呂の際に一緒に見たり、
「お母さん達の部屋からはよく見える。」と自ら話していたのに、
朝起きたら滝の音を聞いて母は「雨だ!」とわめいていたそうです。(父親談)
チェックアウトを済ませ、とってもいい天気の中、3台の車で移動。
ホテルの人に教えてもらった裏道で行ったらあっという間に目的地に到着。
ルネ・ラリック美術館です。
よいところです。アール・ヌーヴォー大好き。
美術館の中庭の芝生。日本?と思うほどです。
こちらは、ラリックが制作したガラスパネルのはめられた豪華列車オリエント急行です。
発車はしませんが、この中でお茶できます。
お茶する派と、しない派に別れてランチを過ごしました。
私はする派でした。
この列車、箱根のあの山道をトラックに牽引されて登って来たんですよねー。
その映像も見れます。それはそれはビッグイベントだったわけなのですが、
昭和天皇崩御と重なりあまり大きく取り上げられる事がなかったそうです。
こちらは予約制で、母親が手続きをしていたのですが、
ランチと重なり店員さんと一悶着していたようです。
その後、一瞬行方をくらましみんなを心配させましたが、
美術館の外に勝手にランチを買いに行っていました。
私たちランチを食べられない組を思っての行動なのですが、
一言も言わずに行動する身勝手さはいつもの通りです。
列車の中で出されるお茶菓子がけっこうボリュームがあり、
外に展示してあったのを見て、私はまあいいかなと思っていましたが、
母親は納得いかなかったようです。
そして、列車の中では高級な紅茶やお菓子を出され、
ラリックの作品を見ながら静かに優雅に過ごす訳なのですが、
母が外で買って来た『手作り腸詰めドック』の臭いが漏れているのが
気になって仕方ありませんでした。
と、まあ相変わらずの伝説を残す母親に感心しつつ、ここで解散。
東京組3人は、再び箱根登山鉄道で下山。
そして、行きには見れなかったスイッチバックを運転席の後ろから堪能。
ジグザグに降りて行きます。
左の真っすぐな線路で降りて来て、
バックしつつ途中から右に行く線路に変わり下って行きます。
さっき降りて来た線路を左に見つつ右の線路で下っています。
ホテルの窓にいた蛾。
お母さんは企画者として頑張っていましたが、
旅行好きのおばあちゃん(「兼高かおる世界の旅」世代)にホテルのダメ出しをされ、
ちょっと反省していましたが、次へのチャレンジに燃えていました。
私も満足だし、みんな満足していたのでよかったと思いますよ!
おじいちゃんは車椅子だし、おばあちゃんも杖の歩行ですが、
行けるのであればまた一緒に旅行に行きたいです。
11月30日(日)に、テレビ東京の「ブランニュー」という
朝の10分間の番組に出演させていただきました。
その撮影の様子です。
作業の様子だったり、
しゃべってみたり、
歩いてみたりしました。
この日は、デザイナーズウィークで賑わっている最中。
例の銀杏並木で撮影したものだから、みんなどんな芸能人かと振り向きます(笑)。
芸能人ではなくてすみません。
番組のディレクター小池さん(右)と私(左)。
手塚展にも撮影に来て下さいました。ありがとうございました。
こちらは、美大生で作るフリーマガジン「PARTNER」の取材の様子です。
ということで、みなさん美大生です。
質問して下さったのは私の後輩に当たる多摩グラの在学生です。
嬉しいですね。取材して頂いて光栄です。
みなさん、学生さんなのにしっかりしていらっしゃいます。これからも頑張って下さい。
発行は12月1日。全国の美大に配布されるそうです。
お楽しみに!
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