福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「横浜ランデヴープロジェクト」

2011年03月05日 | 過去のBLOG記事

横浜にある「象の鼻テラス」にて、
「横浜ランデヴープロジェクト展」が開催されました。

はじめて、「象の鼻テラス」に行ったのですが、
海のすぐ側の素敵なテラスカフェでした。
この時は夜でしたが、
昼間に親子連れで来れたら楽しいだろうなーと思う所でした。

オープン挨拶。

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会場はこんな感じ。

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「横浜ランデヴープロジェクト」は、
アーティストやクリエーターと横浜市内にある
障害者施設や企業との出会いによってモノ作りを行うプロジェクトです。
今回は2年目のプロジェクトの取り組みを紹介。

内装もそうですが、展示の仕方もとても
かわいくて凝っているのです。

グラフィックデザインは「so+ba」さん。
点字のドットからイマジネーションを膨らませました。

商品は開発途中の物なども含めて、
どれも楽しそうなものばかりです。

作業所の方達の体調や気分、週何日、数時間といった中で
作業をしているので、なかなか計画通りには進みません。
楽しみながら、それぞれのペースで制作するようにしています。


こちらは点字の新聞紙を使った封筒セット。

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作業所は、色々な特徴を持っていて、
縫ったり編んだりが得意だったり(機織り機などを所有)、
パンやクッキーなど調理系が得意だったり、様々です。

こちらはクッキーなのですが、
ハーブやトマトやローズなど、
意外なアイテムがクッキーになっています。   

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それを、さらに抹茶味とバジル味とか、
組み合わせで食べてみると
また更なる美味しいお味が!という商品。

私も食べてみました。

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美味しかったです!


こちらは、作業所で織るだけ織って反物にはなったものの、
どう生かして良いかわからなかったものが、
アーティストの力によって、こんな素敵な製品に!

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もともと、作業所の方達の色使いもとっても素敵でした。

目の不自由な方達の織った布が
カメラストラップになっているものもありましたが、
見えないとは信じ難い、明るくて素敵な配色だったりして、驚きます。


こちらは、舟で働く方達のユニフォームを制作する会社と
デザイナーとのお仕事。

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とっても伝統のあるクラシカルなユニフォームが
モダンなテイストに生まれ変わっています。


私は、リワーク神奈川さんと刺し子を制作しています。

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リワーク神奈川さんは中途障害の方達(脳溢血など)で、
体半分が動かなかったりと、
なかなか縫う作業も大変なのですが、
頑張って頂いています。

こちらは私が、切り抜いた「金魚」と「葉」の形を、
それぞれが自由に配置して縫っていくといったものです。

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刺し子の目的の1つである「布の補強」という
意味合いを踏まえた上で、
なるべく全体的に型紙を配置して、
密に縫って頂く事にしています。


この日は、各商品のアーティストトークがあり、
作業所のスタッフさんたちとも
交えて取り組みのご紹介がありました。

今回、アーティストと作業所の橋渡しや
様々な場面でご尽力頂いている、
柏原さん。

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アーティストトークがはじまり、
柏原さんの進行のもと参加者がお話しします。


こんな電飾スーツを着た方も、
普通に見にいらっしゃっていました。

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いつ、どの時に電飾のスイッチを入れたのか、
ご自宅からなのか、気になります。
駅が近いのですが、駅を降りてからなのかなー。

夜は目立ちます。

関係者の方と親しげに挨拶を交わしていらっしゃいました。


さて、私の番です。
柏原さんが刺し子を掲げて下さっています。
(その後ろに電飾スーツの方が・・・。)

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私の説明時。(電飾さんも聞いて下さっています!)

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マネージャーの増賀さんが様々な写真をおさめてくれたのですが、
どこかしこに電飾さんが写っていました(笑)。


「リワーク神奈川」さんのスタッフの方とお話。

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現在の取り組み状況をお聞きしました。

年配の男性の方は「縫う」ということに、
抵抗があったそうなのですが、
頑張って取り組んで下さっているとの事。
嬉しいですね。

近々、伺って見てみたいものです。

私はもう一つ、重度の障害のある施設とも
取り組んでいるのですが、こちらは週2回の通所だったり
作業時間も2~3時間だったり、
1人づつスタッフが必要だったりとなかなか進まないのですが、
焦らず、楽しみながら、
いい方法で作業を進めて行ければと思います。


こちらのアートジェーンのBlogでお馴染みだった、
スパイラルの岡田さん。

象の鼻テラスのアートディレクターでもあります。

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見えにくいのですが・・・。
刺し子の商品を、胸ポケットに素敵に飾って下さっています。

こういう使い方もあるのですね。
さすが、お洒落です!


象の鼻さんのお水。

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かわいい。

他にも、カフェのメニューも気になりました。
象の鼻パフェとか。
ご飯もあります。

天気の良い日にはオススメです。

展示は3月27日までです。
こちらのプロジェクト、まだまだ継続中。
進展次第ご紹介していきます。

●横浜ランデヴープロジェクト展

なかなか、横浜が遠かったり、
作業所の時間に合わせて朝早かったりと
頻繁に行く事はできないのですが、
何件か見学させていただいて、
それぞれがとても明るい雰囲気でスタッフの方と
日々一生懸命取り組んでいる様子がうかがえました。

まだ開発できていないところも含めて、
よい方向でできたらなあと思っています。



ここ最近の私は、4月からの展示に向けて、
その他、年内のもろもろに向けて
打ち合わせ、現地視察、制作を行っています。

今年は、久々に原画展示があり、
ワークショップを何件か行う予定です。

その一つ。
6月末予定の展示場所を視察。

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なかなか隠れ家的ないい雰囲気のギャラリー。

詳細はまた追って記載します。


ある日曜日は、娘とお散歩。

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鳥をみると、「こっこ」を連発。
この地域に飛来する鳥さん達を看板で確認。

最近、何を言っているかわからかったおしゃべりが、
どんどん言葉化してきています。

「これをねトントンってやると・・。」
と言うと、
「トントン・・・。」
と、すぐに反復してきます。

大人同士の会話でも、
思わぬ所を反復されるので気をつけねばです。


みたこともないブサイク顔でご就寝。

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こちらのご就寝もすごいです。

まず、犬なのに仰向けで寝ています。

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次の、寄り写真は衝撃映像です。



心臓の弱い方にはご遠慮願います。



しかも白目なんです。

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どれだけ気を抜いているのでしょう・・・。



さて、気を撮り直して?お知らせです。

昨年制作の太宰治小説短編集「グッド・バイ」の再々放送が決定しました。

短編集10作のうち、なぜか「グッド・バイ」のみが再々放送です。
好評だったという事でしょうか。
嬉しいですね。


●3月13日(日)BS2 23:25~23:50
太宰治短編小説集「グッド・バイ」

見逃した方も是非、この機会に御覧下さい。
BSの見れない方は、すみませんー。


そして、婦人画報4月号。

表紙は木村佳乃さん。

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輝いているわ~。

もちろん桜!

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もう少しで桜の季節ですね。

待ち遠しいです。


             


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