福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

垂井へ

2010年04月17日 | 過去のBLOG記事

岐阜県の垂井というところに行ってきました。
旦那様の父上のお墓があるのです。

旦那様曰く「変わり者」だったらしく、こちらのお墓に一人で入られています。
何でも、生前に仲の良かったお坊さんのところらしいのです。

ずいぶんと長く墓参りに訪れる事がなく、
ずーーっと「おやじの墓参りに行きたい。」と言っていたので、
子どもが産まれたり色々な報告をせねばと、
雪も溶けたであろうこの時期を選んで遂に敢行してみました。

お正月やお盆は名古屋に帰るのですが、実家のお墓参りで手一杯でした。


なんでも大学時代だか卒業してすぐくらいに行ったきり、
全く訪れていなかったようです。

名古屋から遠いのかと思っていましたが、電車で行ったら思ったよりすぐでした。

JR東海道線の大垣駅。

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こちらで乗り換えて、すぐ次ぎの駅でした。

大垣駅は、大学時代に京都へ行くために、
品川発の深夜電車で向かった時の終着駅の思い出があります。
青春18切符で行く旅で、朝の4時くらいにこの駅に着き、
乗り換えて京都を朝から観光しました。

電車の中は人がいっぱいで、真冬だったのにとても暑くて
通路に荷物を抱えてどっぷりと寝ていた記憶があります。

その時は、早朝で真っ暗だったし眠いしで
ほとんど周りを見る余裕がなくて、
どんな駅だったかまったく覚えていないので、
今回初めて見たような感覚です。

乗り換えて「垂井」へ。

天気もよく、こちらは少し寒いので桜が満開の時期で、
車中からの眺めもとてもよかったです。

田んぼや川の近くには桜がたくさん並んでいて、
その根元には菜の花が黄色く咲いていて、
とても絵に書いたような「春」の風景でした。

垂井駅。

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旦那様が知る頃は、無人駅のようなところで、
今回のエレベーターやエスカレーターが
設置された新しい駅に驚いていました。

お寺の近くには花屋も何もないというので駅付近で調達して向かいました。

お墓までの道すがら。
のどか・・・。

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こんな道もありました。

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こちらの先に眠られていました。

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お寺さんの分家かな?
普通のお家の裏に少しだけお墓ががあって、その中の1つにありました。


毎年お坊さんが一斉に供養して下さっていると聞いていて、
てっきり無縁仏状態で墓石も無く、
合同でどこかに供養されているのかと思っていたのですが、
ちゃんと立派な墓石も建ててあり、
のどかで落ち着いていてすごく良いところでした。

お墓から見える風景。

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桜の木は大きいなあ。

一軒一軒が広くて、農機具があって畑があって
空気が澄んでいてとても気持ちのよいところでした。

こちらは、一応、門があったのですがすごい朽ち果て方でかっこよかったので。

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使われていないようです。
裏に鐘もありましたが、使われていないようで朽ち果てていました。

周りには水場も桶もほうきも何もなく、民家の裏庭という感じでした。
墓石もぽつぽつと10個くらい。
思っていたよりも素敵なところで安心しました。

墓石は、旦那様が高校生の時に建てたということで、
裏にくっきりと旦那様の名前が刻まれていました。


亡くなられたのは中学生の時だったらしく、
その時はお金がなくて建てられなかったのですが、
高校生の時にお母様がお金を出してくれて建てたという事です。


亡くなられたのも突然だったし、
ここに納められているのも本人の意志ではないと思うので、
寂しい思いをしているのかなと心配だったのですが、
今回訪れてみて何となく安心しました。

煩わしい事もなく、ひとりで悠々と
静かに眠られているのだなあと感じました。


唯一の身寄りである一人息子もこうして来てくれるし、
さらに孫までできて、よかったではないですか。

旦那様もなんだかとても安心した様子でした。

帰りにお寺の住職にご挨拶。
毎年、合同で永代供養をしてくださっています。
お父様の同級生というお坊様は
高齢で入院されていらっしゃらなかったのですが、
跡を継いだ息子さんがいて、
当時の事をいろいろ覚えてくださっていてお話しました。
ありがとうございます。

お寺は新しくなっていて、昔の屋根についていたのか
オブジェ的にこんなのが置いてありました。

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駅からお寺まではタクシーで行ったのですが、
車中からこの光景を発見して、帰りは歩いて駅まで行きました。

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川の両側に満開の桜。
その間をたくさんの鯉のぼりが泳いでいました。

わかりづらいのですが、桜の下にみえるのは大量の鯉のぼり。

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テレビや本でしか見た事がなかったので、本物が見れて嬉しかったです。

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旦那様も知らなかったようで喜んでいました。
いい時期を選びました。

川の横には公園があって、

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桜の中に海賊のブランコ。

しばらく行ったら、

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インディアンのブランコ。

インディアンテントのすべり台もあってかわいかったです。

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娘と旦那様。

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また、のんびりと訪れたいと思います。


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