3月13日の個展オープニングの様子です。
19時、スタートしました。大勢の方が来て下さいました。
19時前にも、予定が入って来れなくなった方が事前に来てくれました。ありがとうございます。
ピンクの服を着ているのが私。テーマは 「パー子」 (笑)。
後ろのタペストリーは職人さんに頼んでいたサンプル。展示に間に合いました。赤が新色です。
こちらは受注生産になります。
ギャラリーの外からの様子。
こちらのギャラリーef さんは一見普通のカフェですが、奥が土蔵になっています。
そちらが展示場所です。140歳の土蔵です。
2階の映像作品展示場所。朱赤の漆の床が艶やかです。
原画の切り絵は40点の展示ですが、実際は170アイテムあるので、厳選するのに悩みました。
色付きの3点はこの展示のために制作しました。
「たらちね原画集&DVD」 も間に合いましたが、本当にレセプションの時間までに
刷り上がった分だけとなり、刷りたてホヤホヤでした。
しかも25冊しかありませんでした (笑)。
かまわぬさんで制作した 「KI RI GA」 オリジナルの手ぬぐいも無事納品されました。
この日、私が配っていたお菓子です。「福」 の字クッキーです。
パティシエ笠尾さん (SWEETCH) と試行錯誤の上に作りました。
時期的に 「梅」 が終わったので 「桜」 にしました。和風の素材が希望だったため花は 「紅芋」、
葉は 「抹茶」 と 「よもぎ」 味になりました。後ろにチョコをコーティングしていただいて、
かなり美味しい事になっていました。しかし、私が篭に入れながら配っていたのですが、
ついつい話し込み全員には配り切れませんでした。すみません。
後日、訪れた方にもお配りさせていただきました。
20時頃。ギャラリーのIZUMIさん (右のピンクのカーディガンの方) の言葉がけで
OKIさんのライブが蔵の中でスタートしました。
室内が暗いため、画像がぶれています。
樺太アイヌの楽器トンコリの演奏です。
今回展示した映像作品で使用した音源はOKIさんにお願いした楽曲です。
通常の琴よりも、もっと野性的な音が出るところが魅力です。
OKIさん本当にありがとうございました。
OKIさんと談笑中の私 (パー子)。
お花もたくさんいただきました。中島さんから。素敵すぎです。
作家の桐野夏生さんから。
こちらのお花のコーディネイトはお花屋さんに私のイメージを伝えてアレンジしていただいたそうです。
全体的に紫でとても素敵でした。一際妖しさを放っていました。
写真がうまく撮れてなくて素敵さが伝わらないですね。ごめんなさい。
その他にも、全ての方のお名前を書きたいくらいたくさんいただきました。
この階段以外にも本当にたくさんの方からいただきました。
ありがとうございました。嬉しい限りです。
身内から。頑張りすぎてギャラリーに入らないため、外に飾らせていただきました (笑)。
でも前回の4年前の個展では、こんなにもたくさんのお花をいただかなかったので、
この身内のビッグな花にどんなに励まされた事か。福井家ありがとう!
今回の展示は4年ぶりとなる個展という事もあるのですが、
現物展示ならではの色々な事にチャレンジしたいと思いました。
まず、展示する箱つまりギャラリーの空間との融合です。
会場となる建物は140年前に建てられた土蔵で、浅草を焼け野原と化した東京大空襲、
関東大震災を生き抜いてきた文化庁登録有形文化財です。
建物の存在感がすごくて、太い梁が何本も立ち並ぶ天井や壁は、
なめてかかったらとんでもなく痛手を負うであろうと感じました。
2階の梁には建立した方の筆書きがあります。しかし、あえて挑みたいと思いました。
それを味方につけるもどうするも私次第です。展示し甲斐を感じました。
次に、紙を切り抜くという事から生まれる影の使い方です。
また、表と裏どちらも見せる事ができるという点です。
これらは切り絵という手法を使いながら、私がやれていなかったことです。
今回はわずかばかりですが、これらを試す事が少しできたのではないかと思いました。
土蔵、切り絵、トンコリ、と古き良き物を継承しつつ新しい風で現代に再生させる。
そんな3つが融合した時間だったなあとオープニングを振り返りました。