6月9日(月)のつぶやき(読んだ本、『アヴィニョン五重奏IV セバスチャン』)

@rinakko 09:17
【アヴィニョン五重奏IV セバスチャン (アヴィニョン五重奏【全5巻】)/ロレンス ダレル】を読んだ本に追加

 とうとう次が最終巻! 大戦後の陰鬱な空気の中、生き残ったことをそのままには喜べず、暗い記憶に苛まれやましさに苦悩する…といった人物の姿などが描かれる重い巻だった。
 でも、作家ブランフォードとその創造物サトクリフの会話(境界のぐだぐだよ…)といい、各々の物語が錯綜しながら紡ぐ数奇な模様といい、いよよ目が離せない。ここからどう収束していくのか、アヴィニョンへ引き寄せられていくその行く末を読むのが楽しみだ。
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