バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

アオコ毒素の定量方法

2005年12月29日 | 海洋 水産
出典:ミクロシスチン測定用試薬
  和光純薬
  http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/info/env/article/m_cystin.htm

衛生試験法2000
  pdf:http://www.mmm.co.jp/fibrous/empore/org/pdf/org06.pdf

出願番号 : 特許出願平9-22014 出願日 : 1997年1月21日
公開番号 : 特許公開平10-206316 公開日 : 1998年8月7日
出願人 : 日本鋼管株式会社 発明者 : 八尾 泰子

発明の名称 : アオコ毒素の定量方法

【課題】 アオコ発生時の湖沼水又は河川水中のアオコ毒素量を簡便にしかも短時間で測定することが可能な定量方法を提供する。
【解決手段】 (1)被検試料からアオコ細胞を除去する工程、(2)前記工程(1)で得られる処理液の、アオコ細胞に含まれる水溶性色素タンパク質に特異的な吸収波長における吸光度、又は前記処理液において前記水溶性色素タンパク質の特異的吸収波長に主に影響を受ける吸収波長における吸光度を測定する工程、及び(3)予め決定しておいたアオコ毒素量と前記吸収波長における吸光度との相関関係に基づいて、前記工程(2)で得られる吸光度測定値からアオコ毒素量を決定する工程を含む。

出願番号 : 特許出願平8-219977 出願日 : 1996年8月21日
公開番号 : 特許公開平10-57055 公開日 : 1998年3月3日
出願人 : 新日本気象海洋株式会社 発明者 : 広石 伸互

発明の名称 : アオコ原因微生物のミクロキスティス(Microcystis)属をモノクローナル抗体で識別する方法

【課題】 アオコ原因微生物であるミクロキスティス(Microcystis)属をモノクローナル抗体で識別する方法を提供する。
【解決手段】 アオコ原因微生物であるミクロキスティス(Microcystis)属の種間識別をモノクローナル抗体を用いて行う識別方法であって、前記モノクローナル抗体として、ミクロキスティスエルギノーザ f. エルギノーザ(Microcystis aeruginosa f. aeruginosa)のみを特異的に認識するモノクローナル抗体が用いられる。

出願番号 : 特許出願平6-91264 出願日 : 1994年4月28日
公開番号 : 特許公開平7-294507 公開日 : 1995年11月10日
出願人 : 株式会社島津製作所 発明者 : 後藤 武 外1名

発明の名称 : ミクロシスチン類の分析法

【目的】 本発明は、ミクロシスチン類の選択性に優れた新規な分析法を提供することを目的とする。
【構成】 本発明は、液体クロマトグラフ用分離カラムにより分離されたミクロシスチン類を加水分解し、アミノ酸に変化させた後、該アミノ酸を蛍光物質に変換させて検出することを特徴とする。

◇アオコ中のミクロシスチン(毒素)の分析
  島津製作所 液体クロマトグラフ質量分析計

イソフラボン:アオコや赤潮などの原因となる藻類を防除

2005年12月29日 | 海洋 水産
RIIBS Japan 技術資料
アオコ処理方法 http://riibs.hp.infoseek.co.jp/aoko.htm

出願番号 : 特許出願平9-115757 出願日 : 1997年5月6日
公開番号 : 特許公開平10-306003 公開日 : 1998年11月17日
出願人 : 財団法人相模中央化学研究所 発明者 : 矢澤 一良 外1名

発明の名称 : 藻類の増殖抑制剤

【課題】 アオコや赤潮などの原因となる藻類を防除しうる、低毒性の藻類増殖抑制剤を提供する。
【解決手段】 イソフラボン類を有効成分とする藻類の増殖抑制剤。
【効果】 イソフラボン類は自然界に広く存在し、大豆製品にも多く含まれ、食品への添加もされている安全性の高い化合物である。上記の藻類の増殖抑制剤は速効性で安全性の高い薬剤であり、アオコや赤潮などの防止や防除に有用である。

カナダの不心得者に振り回される生真面目ニッポン

2005年12月29日 | 植物&農業
松永和紀のアグリ話
 先週21日、未審査の遺伝子組み換えナタネが流通する可能性があるという資料が、厚労省・農水省からひっそりとリリースされた。国内メディアはほとんど取り上げなかったようだが、実はこの話、遺伝子組み換えの多様な問題を映し出していて、めっぽう面白い。 FoodScience(日経BP)2005-12-28

北斗科学産業、DNAや酵素などの検出器具を発売

2005年12月28日 | 創薬 生化学 薬理学
 理化学機器の開発・販売を手掛ける北斗科学産業(富山市、永塩一郎社長)はDNAや酵素などの検出器具を発売した。低コストで検出作業の時間を短縮できる。北陸先端科学技術大学院大学の民谷栄一教授が代表を務めるベンチャー企業と共同開発した。日経ネット2005-12-28

自生植物から動脈硬化抑制新物質を発見

2005年12月28日 | 植物&農業
 生命研イ・ヒョンギュ・オ、セリャン 博士チーム、カワミドリの抗動脈硬化効能究明
韓国生命工学研究院(院長 イ・サンギ)免疫制御研究室のイ・ヒョンギュ、オ・セリャン博士チームは韓国の自生植物である「カワミドリ」が動脈硬化抑制に効能があるという事実を究明したと12月20日に発表した。おはよう大徳(韓国発ニュース)

広西自治区の八角(タミフル原料成分)市場

2005年12月28日 | 植物&農業
 インフルエンザの薬「タミフル」の原料であるシキミ酸は、中華料理の調味料として使われる八角という植物(Illicium verum Hook. f. (シキミ科)の実から抽出される。全世界の八角総生産量の8割以上を産出する広西チワン族自治区の八角市場は、「タミフル」需要による仲買人の買付けのため揺れ動いている。海外農業情報 直山たかし(JETRO上海センター)  

微生物によるコハク酸の製造

2005年12月27日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-157652 出願日 : 2004年5月27日
公開番号 : 特許公開2005-333886 公開日 : 2005年12月8日
出願人 : 昭和電工株式会社 発明者 : 藤田 一郎 外1名

発明の名称 : 微生物によるコハク酸の製造方法

【課題】 従来の微生物によるコハク酸の製造方法における発酵から分離精製までの全工程を包括的に改良し、高純度に精製されたコハク酸を効率的に得ることができるコハク酸の製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明のコハク酸の製造方法は、好気的に微生物を培養する工程(1)、嫌気的にコハク酸塩を生産する工程(2)、コハク酸塩をコハク酸に転化する工程(3)、コハク酸を結晶化して固液分離することにより、コハク酸の結晶および濾液を回収する工程(4)を含むことを特徴とする。さらに、工程(4)で回収した濾液にアルコールを添加することにより、コハク酸を主に含む上層と、反応液由来の糖および無機アニオンを主に含む下層とに二層分離する工程(5)、および上層液を減圧濃縮することにより、コハク酸濃縮液とアルコールとを分離して回収する工程(6)を含むことが好ましい。

◇グリセリンのバイオコンバージョンでコハク酸を製造
  RIIBS Japan 技術資料

微生物によるヒポキサンチンの製造方法

2005年12月27日 | 菌類 細菌
最近は市場でお目にかかることが少なくなった核酸系調味料イノシン酸の3つの骨格の一つ、塩基成分が「ヒポキサンチン」よりなる。
 この塩基に五炭糖・リボースが結合したものは「イノシン」で、これに5-炭素の位置に燐酸が結合して呈味成分プリンヌクレオチド「イノシン酸」を構成する。ヤマサ醤油の国中明博士が坂口謹一郎博士との実験経過から生まれ、当時は「鰹節の味」として第二の味化学成分として食卓に定着した。グルタミン酸ナトリウムとの相乗効果も国中博士のグループが見つけて複合調味料「ハイミー」「イの一番」「ミタス」などの製品のヒットへ繋がっている。

出願番号 : 特許出願2004-153395 出願日 : 2004年5月24日
公開番号 : 特許公開2005-333814 公開日 : 2005年12月8日
出願人 : イーグル工業株式会社 発明者 : 河端 將

発明の名称 : ヒポキサンチンの製造方法

【課題】シュードモナス属以外の属に属する新規な微生物を用いてヒポキサンチンを効率的に製造する方法を提供する。
【解決手段】ヒポキサンチンを生成せしめる能力を有するバチルス属に属する微生物、好ましくはバチルス sp. 206-4B(FERM P-20005)を、アデニン添加培地、好ましくはpHを6~8に調整したアデニン添加最少培地において培養することによりヒポキサンチンを生成蓄積せしめ、これを採取する。この方法により、旨味成分として用いられているイノシン、イノシン酸の前駆物質であるヒポキサンチンを効率よくかつ廉価に製造することができる。