バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ES細胞論文疑惑、ソウル大中間調査結果発表全文

2005年12月23日 | NEWSクリッピング
2005年論文に報告された11個の幹細胞株に対する各種実験データ(免疫染色顕微鏡写真、DNA指紋分析、テラトーマ=奇形癌の形成、組織的合成分析)はすべて2個の細胞株を使って作り出したデータであった。 中央日報(韓国)2005-12-23

◇ソウル大調査委、ES細胞論文はデータ虚偽と断定
 韓国の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究疑惑で、ソウル大の調査委員会は23日、黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大教授の05年の論文について、データが虚偽だったと断定する中間結果を発表した。朝日新聞2005-12-23

興味深い9Cビームの生物効果

2005年12月23日 | 医のかたち(教育 政策 行政)
9Cビームは非常に興味深い特徴を持っています。このビームも通常の炭素ビームと同じで電荷は6荷ですから、スピードが同じであれば12Cビームと全く同じ生物効果を持ちます。ただ、それが止まったところでβ崩壊を起こし、さらにそれに引き続いて2個のα粒子と陽子を放出して原子核が崩壊する点にあります。このとき出てきたα粒子は飛程が細胞の大きさに比べて短いので、9Cが止まった細胞にだけ強い効果を及ぼすと考えられます。
詳細>>放医研ニュース

インスリンなどの治療用蛋白質の遺伝子を導入した脂肪細胞を用いる新しい遺伝子治療技術

2005年12月23日 | 医療 医薬 健康
タカラバイオ:セルジェンテック社と共同開発することに合意

当社は、造血幹細胞などの血球系の細胞にレトロウイルスベクターを用いて、治療用遺伝子を高効率に導入できるレトロネクチン法に関して、世界各国での権利を保有しています。レトロネクチン法を用いた遺伝子治療の臨床試験はこれまでに世界で39例行われており、治療予定を含め、患者総数は300名を超える予定です。 タカラバイオ2005-12-20 プレリリース

エイズの遺伝子治療臨床試験にレトロネクチン

2005年12月23日 | 医療 医薬 健康
エイズを対象とした遺伝子治療臨床試験に、造血幹細胞への遺伝子導入効率を増大させる臨床用レトロネクチン®を有償供給します。本臨床試験では、エイズ感染に伴いリンパ腫を発症した患者5名を対象として、3種類の抗エイズウイルス(HIV)RNAをコードする遺伝子をレンチウイルスベクターに組み込んで造血幹細胞に導入されます。タカラバイオ2005-12-15プレリリース

麹菌のゲノム解析を完了 - 日本の伝統的発酵産業の発展に寄与 -

2005年12月23日 | 菌類 細菌
産総研・NITE 共同プレス発表資料2205-12-22
1)日本の伝統的
2)麹菌のゲノムサイズは約3800万塩基対からなり、他のカビとの比較により、日本の麹菌 ゲノムの特徴が明らか
3)麹菌の安全性を生かした新たな産業の創生が期待される
http://www.bio.nite.go.jp/release/pressrelease002.pdf
Aspergillus oryzae RIB40 遺伝子データ-ベース
http://www.bio.nite.go.jp/dogan/MicroTop?GENOME_ID=ao

◇麹菌ゲノム解読、多めの遺伝子が「うまみ」醸す?
 麹菌はカビの一種だが、解読済みの近縁の2種類のカビゲノムと比べると、麹菌ゲノムは2、3割大きかった。遺伝子の数も29~34%多く、特に、たんぱく質分解酵素の遺伝子の種類が豊富だった。こうした酵素は、しょうゆなどのうまみ成分になるアミノ酸をつくるのに役立つ。

 結果はおいしい酒やしょうゆの開発に役立つほか、麹菌を使ったバイオ産業への活用にもつながる。近縁のカビが引き起こす肺アスペルギルス症という肺の病気の解明にも、貢献できるという。 Asahi.com.,2005-12-22

鳥インフルエンザワクチン、臨床試験開始

2005年12月23日 | 医療 医薬 健康
新華社北京の21日の報道によると、北京の中日友好病院で同日、治験用「大流行インフルエンザワクチン」の初接種がボランティア被験者6人に行われた。30分の臨床観察では、志願者の全身や局部に不良反応は見られなかった。今回の治験には、北京在住で18~60歳の健康なボランティア120人が参加。ワクチンの安全性と初歩的な免疫効果を確認するのが主な目的だ。治験期間は9カ月だが、3カ月前後で初歩的な結果が出る見込み。「大流行インフルエンザワクチン」とは、北京科興生物制品公司と中国疾病予防抑制センターが開発した、インフルエンザH5N1全ウイルス不活性化ワクチン。いわゆるヒト用鳥インフルエンザワクチンだ。 「人民網日本語版」2005年12月22日

インクジェット技術で人工骨、2007年にも実用化

2005年12月23日 | 医療 医薬 健康
インクジェット方式は、インクの微細な粒子を細いノズルで正確に吹き付ける技術で、個人用プリンターに広く使われている。新しい人工骨は、全く同じ原理を使い、インクの代わりに、人工骨の成分であるリン酸カルシウム粉末と接着剤を使い、厚さ0・1ミリ・メートルの薄い層を何度も重ねて立体構造を作る。型枠は必要ない。

 人工骨の構造データは、患者の骨の欠損部周辺のCT(コンピューター断層撮影法)画像をコンピューター処理して作り、人工骨作成機に取り込む。2005年12月21日 読売新聞