バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ヒトiPS細胞からミニ肝臓の大量製造に成功

2018年01月18日 | 細胞と再生医療
ヒトiPS細胞からミニ肝臓の大量製造に成功-再生医療への応用を大幅に加速-
日本医療研究開発機構 プレスリリース 平成29年12月6日

横浜市立大学
日本医療研究開発機構
株式会社ヘリオス
株式会社クラレ
味の素株式会社
株式会社ニコン
カールツァイスマイクロスコピー株式会社

横浜市立大学 学術院医学群 臓器再生医学 武部貴則准教授、谷口英樹教授らの研究グループは、複数の企業との産学連携体制のもと、iPS細胞からヒトのミニ肝臓(iPSC肝芽)を、大量製造する手法の開発に成功しました。京都大学iPS細胞研究所・山中伸弥教授らの樹立した、日本人への免疫適合性の高いHLA型をもつHLAホモドナーiPS細胞(研究用)から、ミニ肝臓作製に必要な3種類の全ての細胞および小型化したミニ肝臓を、高い品質を担保して製造することが可能となりました。

さらに、大量製造されたミニ肝臓は、移植により、重篤な肝疾患を発症する免疫不全マウスの生存を大幅に改善することを実証しました。
https://www.amed.go.jp/news/release_20171206.html

iPS細胞使った臨床研究の患者 網膜に膜状組織でき追加手術

2018年01月18日 | 細胞と再生医療

神戸市にある理化学研究所などの研究グループは、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を使って重い目の病気を治す臨床研究を行った患者5人のうち1人で、網膜に膜状の組織ができ、取り除く手術をしたことを明らかにしました。グループによりますと膜状の組織は移植した細胞からできた可能性が高いということですが、iPS細胞を使ったことによる特有のリスクではなく、経過を慎重に観察しながら臨床研究は継続するとしています。 NHK ニュース.,2018年1月16日

16世紀に米大陸襲った疫病、サルモネラ菌が原因か

2018年01月18日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

CNN News.,2018.01.17
(CNN) 16世紀にグアテマラやメキシコ、さらにペルーの一部でも猛威を振るった疫病について、遺骨のDNAを新たな技術で分析した研究により、サルモネラ菌に属する病原菌の存在が明らかになった。

疫病は当時「ココリツリ」と呼ばれ、人口の8割を死滅させた。患者の遺体が埋葬されたメキシコ南部オアハカの墓地で10体の歯を分析したところ、サルモネラ属菌の一つ、パラチフスC菌のDNAが見つかった。研究結果は15日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35113273.html?tag=cbox;fringe