バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

生物由来生合成酵素の分子構造情報に基づく新規生体触媒の開発

2018年01月10日 | 医療 医薬 健康
〜創薬に向けた合理的な生合成リデザインの一歩〜

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.10
東京大学


 東京大学薬学系研究科の阿部 郁朗 教授と中嶋 優 大学院生、高エネルギー加速器研究機構の千田 俊哉 教授らの研究グループは、天然物の酵素の構造情報に基づいて、その機能改変を行うことで、驚異的な多段階反応型酸化触媒の創出に成功しました。研究グループはまず、複雑な骨格形成を触媒する酸化酵素に着目し、それらの X 線結晶構造解析を行いました。さらに構造情報に基づく機能改変実験を行って、多段階反応を起こす新規酸化触媒を開発しました。

https://research-er.jp/articles/view/66770

難病「ミトコンドリア病」発症の原因解明 ~治療薬の開発に道筋~

2018年01月10日 | 医療 医薬 健康

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.10
熊本大学 科学技術振興機構

JST 戦略的創造研究推進事業において、熊本大学の魏 范研 准教授、東京大学の鈴木 勉 教授らの研究グループは、機能性アミノ酸の一種であるタウリンがミトコンドリア内外におけるタンパク質の産生と品質維持に重要であり、ミトコンドリア病の発症機構の一端となることを明らかにしました。さらに、特定の化学物質がタンパク質の品質を維持することでミトコンドリア病の症状を改善できることを突き止めました。

https://research-er.jp/articles/view/66766

がん幹細胞を標的化、駆除する分子を新規同定

2018年01月10日 | 癌 ガン がん 腫瘍
がん幹細胞を標的化、駆除する分子を新規同定
—がんの新規創薬、治療法開発に応用—

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.10
滋賀医科大学

 本学臨床検査医学講座茶野徳宏准教授は、イタリア、ボローニャ大学との共同研究によって、がん細胞、とりわけ、再発・転移・治療抵抗性の原因とされる“がん幹細胞”を標的とし、駆除し得る分子RAB39A、及び、その分子経路を新しく同定しました。RAB39Aを阻害することで、がん幹細胞が著明に減少し、がんの新規生着も阻害されました。

https://research-er.jp/articles/view/66776

V型ATP合成酵素の全体構造を解明

2018年01月10日 | 医療 医薬 健康
V型ATP合成酵素の全体構造を解明
—低温電子顕微鏡 (Cryo-EM) で捉えたATP合成酵素の形と動き—

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.10
京都産業大学

ATP合成酵素は、生物のエネルギー通貨である ATPを合成する生物にとって最も重要なタンパク質です。ATP合成酵素はミトコンドリアなどに存在する F 型と一部の原核生物に存在する V型に大別されます。両者の基本構造はほぼ同じで、中心にある軸タンパク質が水素イオン(プロトン)の流れにより回転することで ATP を作り出します。しかし、その全体構造は長年解明されず、どのように動いてATPを作り出すかは不明でした。
https://research-er.jp/articles/view/66777

全身麻酔薬はミトコンドリアの機能不全と細胞内 ATP レベルの減少を引き起こす。

2018年01月10日 | 医療 医薬 健康
全身麻酔薬はミトコンドリアの機能不全と細胞内 ATP レベルの減少を引き起こす。
—全身麻酔薬の作用メカニズムについての新たな提案—

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.10
京都産業大学

総合生命科学部 横山謙教授、京都大学生命科学研究科 今村博臣准教授らのグループは、いまだはっきりとした作用メカニズムがわからないまま多くの医療現場で使用されている「全身麻酔薬」が、細胞内でのエネルギー生産に重要なミトコンドリアの機能を低下させ、ATP の合成を阻害することを発見しました。
https://research-er.jp/articles/view/66778

線虫の摂食行動の制御機構の解明!

2018年01月10日 | 生命科学 生物誌
~摂食行動は体の運動を司る筋細胞の緊張状態を反映する~

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.10
名古屋大学

名古屋大学大学院理学研究科の高木新准教授と高橋めぐみ大学院生(当時・現農林水産省)の研究チームは、線虫の体の移動運動を司る筋細胞の活動を抑えると、摂食器官の運動も停止するという新奇な現象を発見しました。
https://research-er.jp/articles/view/66748

腕帯(カフ)の不要な「カフレス」血圧測定を開発!

2018年01月10日 | 医療 医薬 健康
腕帯(カフ)の不要な「カフレス」血圧測定を開発!
-カフ式血圧計の限界に一石を投じる新技術の産学連携開発-

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.10
名古屋大学


名古屋大学大学院医学系研究科(研究科長:門松 健治)循環器内科学の室原 豊明(むろはら とよあき)教授、坂東 泰子(ばんどう やすこ)講師、渡邊 直樹(わたなべ なおき)大学院生による研究チームは、現在、一般的に使用されているカフ式血圧計の限界の克服を目指し、カフを必要としない血圧測定技術の開発に成功しました。
https://research-er.jp/articles/view/66538

不正納品:旭硝子子会社、検査実施装う 9日から出荷再開

2018年01月10日 | 細胞と再生医療

毎日新聞 2018-01-10

 ガラス最大手の旭硝子の子会社「AGCテクノグラス」(静岡県吉田町)が、自社が定めた検査項目の一つを実施せずに、実験などに使われるプラスチック製容器「遠沈管」を2015年以降、出荷し続けていたことが明らかになった。出荷先は約1500の大学や研究機関で、そのうち80の出荷先に対しては、検査未実施にもかかわらず品質保証書を発行していた。同社は出荷先に対する説明と、実態調査を開始した。msnニュース.,2018-01-10




副作用の少ない新規脳梗塞予防薬の作用メカニズムを明らかに

2018年01月10日 | 医療 医薬 健康

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.01.09
新潟大学

 JSPS(日本学術振興会)基盤研究の一環として,本学大学院医歯学総合研究科の和泉大輔 助教,南野徹 教授らは,作用時間が短いはずの新規経口抗凝固薬 注1が,作用時間の長い既存の脳梗塞予防薬ワルファリン注2と同等かそれ以上に脳梗塞の予防効果が高いことを裏付ける作用メカニズムについて明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/66725

iPS細胞を元にした「心筋シート」

2018年01月10日 | NEWSクリッピング

NEWSポストセブン2018年01月08日

iPS細胞を元にした「心筋シート」 心臓病の治療に期待


心臓機能が大幅に低下した場合、人工心臓か心臓移植が根本的な治療法となるが、人工心臓はまだリスクが高く、日本の移植ドナーは圧倒的に足りない。

 そんな中で希望となるのが、大阪大学医学部心臓血管外科教授の澤芳樹氏らの研究グループが開発した「心筋シート」である。

http://blogos.com/article/269841/