バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

放射線医療従事者の水晶体被曝の実態と危険性を解明

2017年04月26日 | 医療 医薬 健康
放射線医療従事者の水晶体被曝の実態と危険性を解明 ‐IVR従事者の眼の水晶体放射線防護の重要性‐

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.04.26
東北大学

東北大学大学院医学系研究科 放射線検査分野の千田 浩一(ちだ こういち)教授(災害科学国際研究所)と仙台厚生病院の芳賀 喜裕(はが よしひろ)非常勤講師(医学系研究科)らのグループは、画像下治療(IVR)注* を行う放射線従事者の眼の水晶体被曝の実態を明らかにしました。本研究は、新型線量計を用いて、大きな関心事である水晶体被曝線量を正確に測定し、さらに軽量型放射線防護メガネのIVRでの防護効果を初めて明らかにした重要な報告です。本研究によって、放射線医療従事者の放射線障害(白内障)発症の防止に貢献することが期待されます。本研究成果は、2017年4月3日、英科9学誌 Scientific Reports 誌 (電子版)に掲載されました。
https://research-er.jp/articles/view/57889

うつ病治療の新たなメカニズムを発見! 難治性うつ病の新たな治療薬開発に期待

2017年04月26日 | 医療 医薬 健康
日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.04.26
大阪大学

大阪大学大学院医学系研究科の近藤誠准教授、島田昌一教授(神経細胞生物学)らの研究グループは、セロトニン3型受容体※1が、脳の海馬のIGF-1(インスリン様成長因子-1)※2の分泌を促進することにより、海馬の新生ニューロン※3を増やし、抗うつ効果をもたらすという、うつ病※4の新たな治療メカニズムを発見しました。

https://research-er.jp/articles/view/57869

動物実験代替を目指した化合物の毒性と薬効スクリーニングシステムの開発

2017年04月26日 | 医療 医薬 健康

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2017.04.25
静岡大学

静岡大学工学部 金原和秀・教授が、動物実験を代替することを目指して、化合物の毒性や生理活性作用などの薬効をスクリーニングする、新しいスクリーニングシステムを開発しました。河川や消化管・血流など流れのある環境を模擬したフロー型多検体検出システムで、化合物が微生物細胞に与える影響を、メッセンジャーRNA という、タンパク質を合成する鋳型となる遺伝情報の細胞内での量的変動を、蛍光発光を測ることによって、評価するシステムを開発しました。
https://research-er.jp/articles/view/57839