バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

血液の固まりやすさ正確に計測 脳梗塞リスク判断に威力

2016年06月16日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛

重症になりやすい心原性の脳梗塞発症と密接な関係がある血液の固まりやすさ(血液凝固能)を正確に判定する方法を東京医科歯科大学の研究グループが見つけ、このほど研究成果を米科学誌に発表した。臨床の現場に普及すれば信頼性の高い発症リスク診断に役立ちそうだ。

研究グループなどによると、脳梗塞にはいくつかのタイプがあり、心原性脳梗塞は心臓の中にできた血栓が脳内に移動して脳血管に詰まって発症する。重症になることが多い。血液凝固能には個人差があり、凝固能が高いほど血栓ができやすく心原性脳梗塞を発症するリスクが高まる。このため凝固能を正確に調べることができれば発症リスクを正確に判定できる、という。 Science Portal.,2016年6月10日

アルファ線でがん細胞を狙い撃ち 量研機構が新薬剤開発

2016年06月16日 | 医療 医薬 健康

放射線の中でもがん周囲の正常細胞への影響が少ないアルファ線を使い、体内のがん細胞を狙い撃ちできる新しいタイプの薬剤を量子科学技術研究開発機構(量研機構、QST)が開発した。マウスの実験でがんの大きさが半分になることを確認したという。研究成果は米国核医学会で日本時間15日発表された。研究グループは臨床応用を目指している。

量研機構高崎量子応用研究所の石岡典子(いしおか のりこ)上席研究員らは、同研究所内にある加速器などを使用し、放射線の一つのアルファ線を放出しヨウ素と似た化学特性を示す元素「アスタチン211」を効率的に製造することに成功した。さらに今回治療研究対象にした褐色細胞腫の周囲に集積する性質がある物質にこの元素を組み込んで新薬剤「アスタチン211-MABG」(211At-MABG)を開発した。 Science Portal.,2016年6月16日

細胞傷害性T細胞の誘導方法

2016年06月16日 | 細胞と再生医療
細胞傷害性T細胞の誘導方法、細胞傷害性T細胞の誘導剤、およびそれを用いた医薬組成物およびワクチン
出願人: 日本電気株式会社, 国立大学法人高知大学, 国立大学法人愛媛大学
発明者: 宮川 知也, 宇高 恵子, 恩地 森一

出願 JP2007000095 (2007/02/16) 公開 WO2007094137 (2007/08/23)

【要約】配列番号1から13よりなる群より選ばれる1種以上のアミノ酸配列を含み、かつ、8以上11以下のアミノ酸残基からなるペプチド、またはその前駆体由来のペプチドを、細胞傷害性T細胞の標的となる細胞の表面のHLA分子に結合させることを含むことを特徴とする細胞傷害性T細胞の誘導方法。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2007094137/

癌予後判定可能な抗体、および癌予後判定方法

2016年06月16日 | 癌 ガン がん 腫瘍
出願人: 国立大学法人大阪大学
発明者: 山本 浩文

出願 JP2011063746 (2011/06/15) 公開 WO2011158883 (2011/12/22)

【要約】本発明の目的は、癌患者の予後を簡便かつ信頼性よく判定するために使用可能な抗体、ならびに癌患者の予後を簡便かつ信頼性よく判定する方法およびキットを提供することである。斯かる発明として、以下を提供する:配列番号1のアミノ酸配列の領域と特異的に結合する抗体。並びに、前記抗体を用いた免疫測定により検出される発現パターンに基づいた、癌患者の予後を判定する方法。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2011158883/

XVII型コラーゲンに関する脱毛抑制剤及び毛髪の脱色素化抑制剤

2016年06月16日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
出願人: 国立大学法人 北海道大学, 国立大学法人金沢大学
発明者: 清水 宏, 谷村 心太郎, 西江 渉, 西村 栄美, 澤村 大輔

出願 2007-218702 (2007/08/24) 公開 2009-051753 (2009/03/12)

【要約】【課題】脱毛抑制剤及び毛髪の脱色素化抑制剤の提供。【解決手段】(i)配列番号:1で示されるアミノ酸配列を有するXVII型コラーゲン、(ii)配列番号:1のアミノ酸配列に対して80%以上のアミノ酸配列同一性を有し、かつ脱毛を抑制する活性を有するXVII型コラーゲン変異体、(iii)配列番号:2に示すヌクレオチド配列がコードするXVII型コラーゲン、又は(iv)配列番号:2のヌクレオチド配列又はその相補鎖にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸がコードし、かつ脱毛を抑制する活性を有するXVII型コラーゲン変異体、を含む、脱毛抑制剤及び毛髪の脱色素化抑制剤。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2009051753/


審査最終処分:未審査請求によるみなし取下

HB−EGF結合性タンパク質複合体

2016年06月16日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
出願人: 国立大学法人大阪大学, 静岡県公立大学法人

発明者: 南野 哲男, 目加田 英輔, 浅井 知浩, 高島 成二, 朝野 仁裕, 奥 直人

出願 JP2010051515 (2010/02/03) 公開 WO2010090222 (2010/08/12)

【要約】膜結合型HB−EGFに結合し、これにより該膜結合型HB−EGFの細胞内への取り込みを促進する作用を有するタンパク質と、担体とを必須としてなる複合体。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2010090222/

インフルエンザワクチン用アジュバントおよびインフルエンザワクチン

2016年06月16日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
インフルエンザワクチン用アジュバントおよびインフルエンザワクチン
出願人: 国立大学法人大阪大学, 独立行政法人医薬基盤研究所, 財団法人阪大微生物病研究会

発明者: 明石 満, 森 康子, 岡本 成史, 山西 弘一, 高橋 理明, 赤木 隆美

出願 JP2007069289 (2007/10/02) 公開 WO2008041703 (2008/04/10)

【要約】本発明は、より効果的なインフルエンザワクチンを供給するため、体液性免疫と細胞性免疫の双方の活性化が可能なアジュバントおよびそれを用いたインフルエンザワクチンの提供を課題とする。本発明は、ポリアミノ酸を骨格とする生分解性ナノ粒子からなるインフルエンザワクチン用アジュバント、ならびに、インフルエンザウイルス抗原、および前記アジュバントを含有してなるインフルエンザワクチンを解決手段とする。ポリアミノ酸は、ポリ(γ−ポリグルタミン酸)を主体とするものが好ましい。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2008041703/

インフルエンザウイルスに対する抗体の産生方法

2016年06月16日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願人: 公立大学法人大阪府立大学
発明者: 塚本 康浩

出願 2007-273341 (2007/10/22) 公開 2009-023985 (2009/02/05)

【要約】【課題】抗インフルエンザウイルス抗体を、大量に且つ短期間で製造する。【解決手段】H1型、H3型およびB型の各型1種以上を含むインフルエンザウイルス由来のHAを同時に雌性鳥類に免疫し、該鳥類が産卵した卵の卵黄からIgYを回収することにより、抗インフルエンザウイルス抗体を製造する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2009023985/

iPS細胞からの血小板の調製方法

2016年06月16日 | 細胞と再生医療
出願人: 国立大学法人 東京大学
発明者: 中内 啓光, 江藤 浩之, 錦井 秀和, 高山 直也, 山中 伸弥, 高橋 和利

出願 JP2009001542 (2009/04/01) 公開 WO2009122747 (2009/10/08)

【要約】本発明は、iPS細胞からインビトロの培養系により、成熟巨核細胞、血小板などの血球細胞を効率的に調製する方法の提供を目的とする。本発明は、iPS細胞をフィーダー細胞上に播き、造血前駆細胞の分化誘導に適した条件で培養して得られる、造血前駆細胞を内包するネット様構造物を提供する。また、該ネット様構造物に内包される造血前駆細胞を、血球細胞の分化誘導に適した条件でさらに培養し、各種血球細胞を産生する方法を提供する。さらに、ネット様構造物を介さずに各種血球細胞、特に、巨核球及び血小板を産生する方法を提供する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2009122747/

好中球の活性化および遊走因子の抑制剤およびその利用

2016年06月16日 | 医療 医薬 健康
出願人: 国立大学法人 香川大学
発明者: 植木 正明

出願 JP2007059213 (2007/04/27) 公開 WO2007129618 (2007/11/15)

【要約】リボースおよび2−デオキシリボースは、好中球の活性化および遊走因子を抑制し、虚血再灌流障害の予防または治療に有効である。さらに、臓器保存液中の好中球の接着因子を抑制することで、腎移植後の腎機能障害の改善促進または治療にも有効である。従って、好中球の活性化および遊走因子および接着を顕著に抑制する抑制剤等として利用できる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2007129618/