バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

糖尿病の進行抑制物質の発見

2016年06月10日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸
日本の研究> 2016年6月10日の記事 > プレスリリース

関連研究者:矢野裕
矢野裕 科学研究費助成事業
三重大学・医学部・附属病院・助手 - 1997年度(平成9年度)

三重大学では、5月17日に記者会見を開催し、大学院医学系研究科免疫学ガバザ・エステバン教授、医学部附属病院糖尿病・内分泌内科矢野裕准教授、大学院医学系研究科免疫学安間太郎助教より、「糖尿病の進行抑制物質の発見」について発表をしました。

 もともと、血液凝固を抑えるタンパク質として知られていたプロテインSが、膵臓のβ細胞破壊を抑制し、糖尿病の進展抑制に有効であることを明らかにしました。そして、このプロテインSが糖尿病腎症の進行に対しても治療効果を示すことを明らかにしました。この研究により、糖尿病および糖尿病腎症の新たな治療開発に貢献することが期待されます。
https://research-er.jp/articles/view/47263

幹細胞の研究に成果、西遊記の「分身の術」が現実に?

2016年06月10日 | 細胞と再生医療

不思議な力を持つ孫悟空はピンチになると、毛を抜きこれをふっと吹くことで、ちょこまか動き回る小さな孫悟空の群れに変化させる。西遊記のこのシーンは、将来的に「神話」ではなくなるかもしれない。青島農業大学生殖科学研究院の沈偉教授が率いるチームは8年間の研究により、実験室内で人の皮膚由来の幹細胞の体外分化に成功し、半数体生殖細胞のサンプル細胞を生成した。これは皮膚由来の幹細胞が体外培養条件下で、生殖細胞に分化する潜在能力を持つことを意味している。沈氏は、「これは将来的に人の幹細胞を利用し、体外培養により、受精に用いる精子もしくは卵子に分化させられる可能性を意味する」と話した。科技日報が伝えた。人民網日本語版 2016年04月14日



肥満症も伝染、胃の細菌が元凶

2016年06月10日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

英国の最新の研究によると、肥満症はウイルスのように伝染するという。環球網が伝えた。

英サンガー研究所の研究者はこのほど、人の胃の3分の1の微生物が、体外でも生存できる細菌を生むことを発見した。この胃の細菌のバランスが乱れれば、さまざまな問題が生じる。肥満症はそのうちの一つで、体重の2%増を促す。人民網日本語版 2016年05月12日

B型肝炎ウイルスの複製抑制効果を持つ遺伝子を発見

2016年06月10日 | 医療 医薬 健康

軍事医学科学院が7日発表した情報によると、同院の周鋼橋氏が率いるチームは国内の複数の科学研究機関と協力し、インテグレーターコンプレックス遺伝子「INTS10」を初発見した。この遺伝子は人体の先天的な免疫機能を活性化し、B型肝炎ウイルスの複製を抑える効果がある。研究成果はこのほど、「ネイチャーコミュニケーションズ」に掲載された。光明日報が伝えた。人民網日本語版 2016年06月08日

広がる耐性菌、厚労省が対策強化へ 国際連携や監視拡大

2016年06月10日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

 世界的に抗菌薬(抗生物質)が効かない耐性菌が増えている問題で、厚生労働省が対策を強化する。日本で報告例がない耐性菌もすぐに探知できるよう国際連携し、患者の治療に生かす。院内感染を防ぐ国の枠組みへ病院の参加も促す。10日の感染症部会で専門家会議の設置を決め、監視体制や抗菌薬の適正使用を議論する。朝日新聞(Web版)2016年6月10日

遺伝子組み換え蚊、野生への放出は「時期尚早」 米研究

2016年06月10日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
【6月10日 AFP】マラリアやジカ熱などの昆虫媒介性の感染症と闘うために、遺伝子操作した蚊を野生に放つことは時期尚早で、意図しない結果を招く恐れがある。米国の最新報告書がこのほど発表された。

 全米科学・技術・医学の3学会からなる全米アカデミーズ(National Academies of Sciences, Engineering and Medicine)の共同議長を務める米アリゾナ州立大学(Arizona State University)のジェームズ・コリンズ(James Collins)教授は「われわれは、警戒を強く呼び掛ける。遺伝子組み換え生物の放出が招く科学、倫理、規制、社会などに関する結果を理解するためには、さらに多くの研究を重ねる必要がある」と述べる。


http://www.afpbb.com/articles/-/3090014

2016年06月10日

LT阻害4価ペプチドおよびETEC感染症治療薬

2016年06月10日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

出願番号 特願2015-123217
公開番号 特開2016-027018
出願日 平成27年6月18日(2015.6.18)
公開日 平成28年2月18日(2016.2.18)
優先権データ :特願2014-128632 (2014.6.23) JP

発明者:西川 喜代孝・高橋 美帆・谷川 哲也

出願人:学校法人同志社

発明の名称 LT阻害4価ペプチドおよびETEC感染症治療薬 NEW コモンズ
発明の概要 【課題】LTの標的細胞への結合を担うLTBを標的として新規なLT阻害ペプチドおよびETEC感染症治療薬を提供すること。
【解決手段】3つのリジン(Lys)が結合して形成された分子核構造の端部に位置する4つのアミノ基の各々に、配列番号1-4のペプチドモチーフのうちのいずれか1種が、直接またはスペーサーを介して結合したLT阻害4価ペプチドとする。J-Store 国内特許コード P160013046

特発性炎症性筋疾患の予防又は治療剤

2016年06月10日 | 炎症 抗炎症薬
出願人: 国立大学法人 東京医科歯科大学, 国立大学法人 筑波大学
発明者: 上阪 等, 渋谷 彰

出願 2012-063595 (2012/03/21) 公開 2013-193995 (2013/09/30)

【要約】【課題】特発性炎症性筋疾患を、効果的且つ安全に予防/治療するための、新規の予防又は治療剤を提供すること。【解決手段】DNAM-1に特異的に結合し、且つ、Fc受容体に結合しない性質を有する、抗体又は抗体断片を、特発性炎症性筋疾患の予防又は治療剤の有効成分として用いる。より具体的には、抗DNAM-1抗体から、F(ab’)2部分を単離することによって作製したF(ab’)2化抗体を、特発性炎症性筋疾患の予防又は治療剤の有効成分として用いる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2013193995/

生体組織用イメージングデバイス及び生体組織用イメージング方法

2016年06月10日 | 医療 医薬 健康

出願番号 特願2014-177246
公開番号 特開2016-049342
出願日 平成26年9月1日(2014.9.1)
公開日 平成28年4月11日(2016.4.11)
発明者:竹原 宏明・太田 安美・太田 淳・徳田 崇・笹川 清隆・野田 俊彦

出願人:国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学

発明の概要 【課題】埋植型デバイスを用いた生体組織のイメージングにおいて侵襲性の低減、照明ムラの改善及び光源選択の自由度の向上を実現する。
【解決手段】生体組織用イメージングデバイス1は、生体組織100内に埋植されるセンサ部12と、生体組織100を囲繞する骨101の外周面を照明するよう、該外周面上に設置された光源21とを備える。これにより生体内に埋植される部位は小型化され、骨101を光源21から出射された照明光の導波路として該照明光を拡散させることで生体組織100に対する照明強度が均一化され、光源21は生体組織に埋植されないため交換可能となる。J-Store >>国内特許コード P160013025

食道狭窄を治療及び/又は予防するための医薬組成物

2016年06月10日 | 医療 医薬 健康

出願番号 特願2014-164429
公開番号 特開2016-040238
出願日 平成26年8月12日(2014.8.12)
公開日 平成28年3月24日(2016.3.24)
発明者:井戸 章雄・坪内 博仁・小牧 祐雅
出願人:国立大学法人 鹿児島大学

発明の概要 【課題】食道狭窄を治療及び/又は予防するための医薬組成物を提供する。
【解決手段】HGFタンパク質を有効成分として含有する、食道狭窄を治療及び/又は予防するための医薬組成物(ここで、HGFタンパク質は、(a)配列番号2で示されるアミノ酸配列を含むポリペプチド、(b)配列番号2で示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列を含むポリペプチド、又は(c)配列番号2で示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド、のいずれかのポリペプチドであってよい)、並びに、該医薬組成物を含むステント。J-Store >>国内特許コード P160013024